「見解に腹が立つ!」ラ・リーガ会長が悪天候開催を非難したマドリーに憤慨! 批判されたジダンの“反論”は――

2021年01月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッカーの試合ではなかった」と不満を露にしたことで…

ラ・リーガ会長からの批判を受けたジダンは何を語ったのか。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、スコアレスで引き分けた1月9日に開催されたラ・リーガ第18節のオサスナ戦後、運営サイドを猛烈に批判した。

 スペインが記録的な大雪に見舞われた中で、マドリーは試合前日の移動時に機内で数時間待たされたうえ、厳しいピッチコンディションでのプレーを強いられた。

 試合を終えたジダンは「サッカーの試合ではなかった」と不満を露にし、「延期すべきだった」と、開催に踏み切ったリーグ側を非難したのだ。

 マドリー指揮官の言葉にラ・リーガのハビエル・テバス会長は苛立ちを隠さなかった。地元メディア『RTVE』で「マドリーの見解には腹が立つ」と反論した。

「金曜午後、私は彼らのゼネラルディレクターと14回以上も話した。選手たちが非常にナーバスになっていると思うなら、自分たちの施設に戻り、翌日に移動するようにしたほうがいいと言った。だが彼はノーと言ったんだ」

 さらにテバス会長は、「移動の前にジダンがどんな情報を持っていたのかは知らない」と続けたうえで、「結果が思うようにいかないときに監督たちがたくさん言い訳するのを目にしてきた。これもそのひとつだろう」と言い放った。

 一方、14日のアスレティック・ビルバオとのスペイン・スーパーカップ準決勝を前にした会見で、テバス会長の発言について問われたジダンは、「返答はしない。もう過去のことだ」と述べるにとどまった。

「私はすでに明日の試合のことを考えている。私と選手たちが関心あるのは、その明日の試合だ。先日はあのように言った。だが、それは言い訳ではない。証拠だよ」

 果たして、リーグの会長とカリスマ指揮官の舌戦は今後も続くのか。二人の言動が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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