「リスペクトすべき男だ」川島永嗣が今季3度目のMOMに! ストラスブール指揮官も信頼を強調

2021年01月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「決して落ちぶれることはなかった」

ここにきて信頼を勝ち取り、スタメン出場が続いている川島。(C)Getty Images

 リーグ・アンのストラスブールに所属する日本代表GK川島永嗣は、現地時間1月9日に行なわれた第19節のRCランス戦に先発。1-0の完封勝利に貢献し、サポーター投票で決まるマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 川島は公式ホームページで実施された投票で、この試合のスコアラーであるFWアビブ・ディアロの31.8%を上回る、43.8%を獲得。寸評では「2021年の2試合目で2度目のクリーンシートを達成。ストラスブールは失点に悩まされていたが、彼の存在も助けとなり、守備の堅さを取り戻した」と称えられている。

 37歳のベテラン守護神は、第1節のロリアン戦、第12節のレンヌ戦に続き、今シーズン3度目のMOM。第3節以降はベンチが続いていたが、第11節のモンペリエ戦で復帰してからは先発出場を続け、RCランス戦の勝利で今シーズン初の連勝に貢献している。
 
 この活躍ぶりは、現地でも高く評価されている。フランス・メディア『alsasports』は、19試合を終え、前半戦の採点平均値を算出。川島は10点満点中「5.6」で、全体の2位タイにランクインし、「好調な折り返しを可能にしたシーズン前半で、素晴らしい活躍をした選手のひとり」と称賛されている。

 そして、現地メディア『lensois』によれば、指揮官ディエリ・ローライも川島への信頼を口にしているようだ。

「彼は日本代表で80キャップ(91キャップ)以上を獲得している。どんな局面で起用されても、誰もいないスタジアムで震えるような若い鳥ではない。たとえ満員のスタジアムでも動揺はしないだろう。チームに加わった当初は3番手で、表舞台に出られない日々も続いていた。でも、彼は決して落ちこぼれなかった。とても偉大な男で、チームメイトからも尊敬されている。私も彼をリスペクトしている」

 次節はサンテティエンヌとのホーム戦となる。信頼を勝ち取った守護神は、再びチームを勝利に導くことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「本当に難しい試合でした」勝利に喜ぶ川島とチームメイトたちの姿はこちら!

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