「スター選手にとって魅力的」メッシ、C・ロナウド、エジルらがアメリカ行きを望むワケは? スペイン紙が分析

2021年01月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キャリアを終わらせる場所として、十分な条件を兼ね備えている」

いずれMLSでのプレーを望んでいるとされる(左から)エジル、C・ロナウド、メッシ。(C)Getty Images

 スペイン紙『MARCA』は現地時間1月13日、ヨーロッパで活躍してきたスターたちにとって、「メジャーリーグサッカー(MLS)、つまりアメリカが魅力的な目的地になりつつある」と伝えている。

 アーセナルに所属するメスト・エジルは、公式戦出場の登録メンバーから外されており、去就が注目されている存在だ。その元ドイツ代表MFはつい先日、自身のSNSを通じてファンの質問に、「トルコに行くならフェネルバフチェしかない。ほかに向かうならアメリカ」と回答。これまでに、MLSのDCユナイテッドからオファーがあったという報道もあった。

 また、バルセロナ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも、引退前に「いつかMLSでプレーしたい」という願望を明かしている。同紙は「もし行くのならば、ニューヨーク・シティが有力候補。ただ、マンチェスター・シティの助けが必要だろう」と見解を綴った。

 そのメッシと並ぶスーパースター、ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドも、MLS行きの可能性があるという。同胞の後輩FWナニがプレーするオーランド・シティに移籍するビジョンを持っていると伝えている。
 
 ほかにも、ラダメル・ファルカオ(ガラタサライ)とルイス・スアレス(アトレティコ・マドリー)は、元イングランド代表デイビッド・ベッカムが共同オーナーを務めるインテル・マイアミへの道を閉ざしていないとしている。

 同紙は「ヨーロッパと財政面でリンクするクラブも多々あり、潤沢な予算があるリーグだ。見知った顔がスタッフにいる場合もしばしばで、経済的なオファーの条件も良い。年齢を重ねたプレーヤーにとって、キャリアを終わらせる場所として十分な条件を兼ね備えているのだ」としている。さらに、「クラブ同士のしがらみもない」ことから、欧州でプレーしていた選手にとって移籍しやすいという点も魅力的なのだという。

 もちろんメッシやC・ロナウドがすぐに移籍することはないだろうが、今後もキャリアの"終着地"として、MLSの人気が高まって行きそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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