すっかりファンの心を掴んだようだ。

　レアル・マドリーからビジャレアルへのレンタルを打ち切り、現地時間１月８日にヘタフェへの期限付き移籍が決まった久保建英は、11日に開催されたラ・リーガ第18節のエルチェ戦（３-１）で、さっそく新天地デビューを飾った。

　一度もチームのトレーニングに参加していないにもかかわらず、ベンチメンバーに名を連ねた日本の至宝に出番がやってきたのは、１-１で迎えた64分。MFネマニャ・マクシモビッチに代わってピッチに入り、得意の右サイドハーフでプレーする。

　すると69分にいきなり見せ場を作り出す。右サイドからドリブルでエリア内に持ち込み、左足で強烈なシュート。GKが弾いたところをFWハイメ・マタが詰めて勝ち越しゴールとなる。

　わずか５分あまりでゴールに絡んだ久保は、さらに84分にも右サイドから仕掛けてクロス。これにヘッドで合わせようとしたFWアンヘル・ロドリゲスがファウル受けてPKを獲得し、これがダメ押しの３点目となった。

【動画】２点に絡む大活躍！ヘタフェ久保建英の圧巻デビュー戦はこちら

　期待のニューカマーが見せた圧巻のパフォーマンスにヘタフェのサポーターも歓喜。公式SNSには、「素晴らしい！」「これがクボだ！」「ビジャレアルはクボの使い方が分からなかったんだ」「手放してくれてありがとう」「ヘタフェはなんて幸運なんだ」といったコメントが寄せられた。

　ファーストインプレッションは申し分がなかった久保。今後の活躍をファンも楽しみにしていることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部