「ピエロ」「もう部外者だ…」三好康児の同僚FWが“前代未聞の方法”で移籍志願。ファンから非難殺到

2021年01月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブのSNSで謝罪も…

カメルーン代表にも名を連ねている名手ランケル・ゼが、ステップアップのために驚きの手段を講じた(※写真は2017年のもの)。 (C) Getty Images

 前代未聞の移籍志願が波紋を広げている。

 物議を醸す行動を起こしたのは、日本代表MF三好康児も所属するベルギーのアントワープでプレーしているカメルーン代表FWディディエ・ランケル・ゼだ。

 今冬のマーケットでギリシャの強豪オリンピアコスへの移籍を目指しているランケル・ゼは、放出を渋られたことから自身のSNSでも「もしも、認められなければ、(同じアントワープを本拠地とする)ベールスホットのユニホームを着用して試合に出る」と宣言。そして、現地時間1月5日にクラブハウスへライバルであるアンデルレヒトのユニホームを着て登場したのだ。

 当然ながら警備員とクラブスタッフから門前払いを受けたランケル・ゼだったが、その扱いに憤慨。閉じられた扉を強引に開けようとする様子が各国メディアのSNSなどで拡散されると、一気に大騒動へと発展した。

 相次ぐ批判を受けた24歳のカメルーン代表FWは、翌6日にアントワープの公式ツイッターで「移籍のことで僕の気持ちはどこかへ行ってしまっていた。あの行動をお詫びしたい」と動画を通じて謝罪。だが、ベルギー紙『AD』が、「問題児である。アントワープで色鮮やかなシャツを着こなした彼はヨーロッパのピエロだ」と皮肉るなど、とりわけ国内で批判は続いている。
 
 無論、彼の謝罪にも不快感を示すファンは少なくない。アントワープの公式ツイッターには、ランケル・ゼに対する怒りの声が殺到した。

「僕らが愛するユニホームを着たあんたには二度と会いたくない」
「アントワープに混乱を招き、全てを台無しにした」
「移籍を求めるのは理解できなくはないが、あまりに稚拙」
「時すでに遅しだよ」
「まず、ファンの失望を理解すべき」
「クラブ以上に偉大な人はいない」
「もう部外者だろう」

 すでにトップチームの練習に復帰し、移籍希望をいったんは封印した様子のランケル・ゼ。いまだ批判の声は収まっていないが、そのプレーで喧騒を落ち着かせられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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