宿敵に並ばれて首位陥落危機のリバプール。クロップは“贔屓ジャッジ”に不満吐露「ユナイテッドのほうがPK多いと…」

2021年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マネがダイバーだと言うのは世界最大のジョークだ」と批判に異論

サウサンプトン戦でのレフェリングに苦言を呈したクロップは、“宿敵”ユナイテッドへの不満を露わにした。 (C) Getty Images

 王者が苦しんでいる。

 現地時間1月4日に開催されたプレミアリーグ第17節で、敵地でサウサンプトンと対戦したリバプールは0-1で敗れた。立ち上がりの2分に奪われた得点を最後まで返しきれなかった。

 これで直近のプレミアリーグ3試合で2分け1敗と、年末年始の過密日程で2ポイントしか積み上げられなかったリバプールは、宿敵のマンチェスター・ユナイテッドに勝点で並ばれた。

 指揮官のユルゲン・クロップ監督は試合後に、ジョルジニオ・ヴァイナルダムのシュートがハンドでPKにならなかったことや、サディオ・マネが敵エリア内で倒された際の判定に不満を表した。英公共放送『BBC』のフラッシュインタビューで、「ハンドは明らかなPKだったと思う。第4審判のほうを見たが、『すでにチェックしたが、PKじゃない』と言われた」と話している。

「今夜のマネに対するアンドレ・マリナー主審は、正直言って、『問題がなかった』と思わないね」

 さらにクロップは、「私が来てからのこの5年半のリバプールより、この2年のユナイテッドのほうがPK多いと聞いた。それが私のせいなのか、どうしてそうなり得るのかは分からないよ」と"贔屓ジャッジ"に対する持論を口にした。
 
「しかし、これはパフォーマンスに対する言い訳ではない。我々にはどうしようもできないからね。決定を受け入れなければならない。だが、自分たちのパフォーマンスは変えることができる。今はそれに集中しないといけない」

 また、衛星放送『Sky Sports』の取材にも応じた熱血漢は、「マネがダイバーだと言うのは世界最大のジョークだよ。彼は倒れないようにしている。ほかのチームならPKとなる場面が2回あった」とも述べた。

「ハンドに関しては、誰が説明してくれるのか分からないよ。こういう状況では不運だった」

 今月12日に開催されるバーンリー戦でユナイテッドがポイントを手にすれば、リバプールは首位から陥落する。いずれにしても、17日に行なわれる直接対決は大きな注目を集める一戦となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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