南野拓実は2021年初陣も出場機会なし…。13試合ぶりに敗れたリバプールはついに“宿敵”マンUに並ばれる!

2021年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半は一方的に攻め込むも…

マネ(写真)やフィルミーノの個人技を起点にした攻撃でチャンスを創出したリバプールだったが、決めきることができなかった。 (C) Getty Images

 現地時間1月4日に開催されたプレミアリーグ第17節で、南野拓実が所属するリバプールは、敵地でサウサンプトンと対戦した。

 前節にニューカッスルを圧倒的に攻め込みながらスコアレスドローとなったリバプールは、この試合もサラー、フィルミーノ、マネの最強3トップに加え、怪我で2か月近く戦線を離脱していたチアゴもスタメンに抜擢。注目された南野は3試合連続でベンチスタートとなった。

 開始早々に均衡を破ったのは、ホームチームだった。2分、ウォード=プラウズが蹴った絶妙なFKに走り込んだイングスがループシュートで、相手守護神アリソンの頭上を射抜いたのだ。

 元チームメイトの一撃で早々に先手を取られたリバプールは攻勢を強め、高いポゼッション率を維持しながら幾度とかチャンスを創出するが、ゴール前で決め手を欠いて得点には至らず。0-1で前半を終えた。

 迎えた後半、リバプールはキックオフ直後から主導権を握る。両ワイドを利した攻撃から揺さぶりをかけ、サウサンプトンを守勢に回すと、58分には敵エリア内に侵入したマネがビッグチャンスを得たが、渾身のシュートは相手DFスティーブンスのブロックに弾かれてしまう。
 その後も70パーセントを超えるポゼッション率を維持しながら、鋭いサイドアタックで敵陣に攻め入ったリバプールだったが、豊富な運動量でトランジションを繰り返し、局面で強さを見せるサウサンプトンの守備に手を焼く。68分には個人技で左サイドを崩したフィルミーノが中央へ決定的なクロスを供給するも、クリアされてしまう。

 75分を過ぎてからも、試合は攻めるアウェーチームと守るホームチームという構図で進む。自陣ゴール前に7人も下げて逃げ切りを図るサウサンプトンは、リバプールの揺さぶりに動じずに集中力を維持し続け、虎の子の一点を守り抜いた。

 結局、後半の枠内シュートが1本に終わったリバプールは、サウサンプトンの堅牢を崩せずに0-1で敗戦。2-7と歴史的な大敗を喫した第4節のアストン・ビラ戦以来なる黒星を喫した王者は、長く首位に立ち続けていたが、ついに"宿敵"マンチェスター・ユナイテッドに勝点で並ばれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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