<2020ベストヒット!>森重真人が選ぶJ歴代ベスト11「対峙するだけで嫌だった『悪魔』のFWは…」

2020年12月30日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

稲本選手は憧れの存在

赤く囲っているのが「MY BEST PLAYER」。森重は「憧れの存在」である稲本を挙げた。

 2020年の名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、4月に『サッカーダイジェスト』本誌にて行なった「Jリーグ歴代ベストイレブン」企画の記事を紹介する。来季で在籍12年目、FC東京の最終ラインを支え続ける森重真人が選んだマイベストイレブンは――。

記事初掲載:2020年4月24日

【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!

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 4月23日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代ベストイレブン」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に"マイベストイレブン"を選んでもらっている。人選の条件は現在までに登録されたJリーガーで、外国籍選手は3人まで。ここでは、FC東京のCB森重真人がセレクトした"マイベストイレブン"を紹介しよう。

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 自分の中の"レジェンド"を選びました。なかでも思い入れがあるのは稲本選手。02年の日韓ワールドカップでの活躍、特にロシア戦の決勝ゴールが相当なインパクトで、当時ボランチだった自分にとっては憧れの存在でした。

 その稲本選手を含めて中盤は4人。ボールを保持しながら時間を作れて、優れた技術でゴールも奪える選手を集めました。

 中村選手はドリブルもパスも上手くて、点を取らせることもできます。小野選手や遠藤選手もキープ力が際立つなか、アクセントとなるのが稲本選手です。奪ったボールをそのままゴール前に運び、フィニッシュまで持ち込む大胆な攻め上がりは、稲本選手の専売特許。アグレッシブな仕掛けでゴールへと迫る姿に、何度も興奮したのを今でも覚えています。

 それにしても中盤はタレント揃いで迷いました。正直、中田(英寿)選手も選びたかったです。

 GKも迷いました。川島(永嗣)選手にしようかとも思いましたが、よくよく考えるとまだレジェンドっぽくないなって(笑)。なので、ピンチの時のビッグセーブが印象深かった楢崎選手にしました。
 

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