元スペイン代表のアンドレス・イニエスタが確かな一歩を踏み出した。

　ヴィッセル神戸に所属するイニエスタは、今月７日に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）の決勝トーナメント１回戦・上海上港（中国）戦で先制点を決める活躍を披露するが、右足を痛め68分に途中交代。

　中２日で行なわれた10日のACL準々決勝の水原三星（韓国）との対戦でも延長に入った113分に自ら志願してピッチに登場。一人目として挑んだPK戦では苦痛の表情を浮かべながらも、見事成功させチームを準決勝に導いた。

　しかし、13日の蔚山戦ではベンチ外となり、後日クラブから、右大腿直筋近位部腱断裂で全治４か月となり、バルセロナ市内の病院で15日に手術を、無事に成功したと発表されていた。

　そんなイニエスタは12月29日、自身のインスタグラムを更新し、「３週目に入りました。文字通り、少しずつ」と日本語を添えて、自宅内で松葉杖を両手にゆっくりと歩く動画を投稿した。

【動画】お茶目なTシャツ姿で笑顔も見せる！イニエスタが投稿した松葉杖での歩行
 

　この投稿にはバルサの"カピタン"カルレス・プジョルやパトリック・クライファート、バルサのカンテラ出身でリバプールでも活躍したルイス・ガルシアらレジェンドOBたちも絵文字で反応した。

　また様々な言語を用いたファンからも「良かった」「早い回復を願ってます」「頑張れ」「Tシャツが可愛い」など投稿１時間で1000件を超える励ましのコメントが寄せられている。

　昨季は天皇杯を制覇し、クラブに初のタイトルをもたらしたイニエスタ。36歳となった今でもアジアの舞台でサビつかないテクニックを見せつけていた。焦りは禁物ながら、１日でも早い復帰を願わずにはいられない。

【動画】イニエスタの魅力が凝縮！Jリーグで披露したスーパープレー集

構成●サッカーダイジェストWeb編集部