「忌々しい侮辱だ」「医療従事者を嘲笑う」ネイマール、大規模忘年会開催への批判に反論も“再炎上”!

2020年12月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

反論があっさりと覆り…

帰省した母国での振る舞いが物議を醸しているネイマール。 (C) Getty Images

 セレソンのエースが世間で物議を醸している。

 事の発端となったのは、パリ・サンジェルマンに所属するネイマールの奔放な行動だ。クラブが2020年の全日程を消化したため、母国でしばしの冬休みを過ごしたブラジル代表FWは、現地時間12月25日から大晦日まで連続で開催される大規模なパーティーをリオのマンガラチーバにある別荘で催したのだ。

 500人を招待していたというパーティーは、防音仕様の特設のクラブでの開催や参加者の携帯電話使用を禁じるなど、批判を避けるための"対策"も講じられた。だが、招待人数が仇となり、情報はあっさりと漏えい。新型コロナウイルスによるパンデミックで19万人が亡くなったというブラジル国内で大きなバッシングを受けることになった。

 ネイマール側は一連の批判に真っ向から食い下がった。ブラジル・メディア『UOL』によれば、パーティー開催を請け負ったイベント会社『Agencia Fabrica』は参加者を150人に減らしたことを発表したうえで、「このイベントは当局が決定した全ての健康プロトコルに準拠して開催され、あくまでプライベートなものになる。そのための許諾も当局に得ている」と主張した。

 しかし、マンガラチーバの市役所は地元メディアの取材に対し、「あれだけの大規模なパーティーを開催することに関する報告は受けていない」と発表。ネイマール側の反論はあっけなく覆ったのである。

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 これによりネイマールは再び"炎上"。ブラジル人のフカ・カフーリ記者は英紙『The Guardian』で「ああいうパーティーをやろうとすることは最も忌々しい侮辱だ」と、怒りを滲ませた。

「ネイマールのやっていることは、コロナ禍で亡くなった19万人の悲しみに暮れる家族に対する最大の侮辱だ。彼の振る舞いは、死体の眠る墓の前でファンクをかけて踊るのと同じであり、危険な状況下で戦っている医療従事者たちを嘲笑うものだ」

 シーズン前半戦を終え、その労を気心の知れた仲間たちと癒したかっただけなのだろう。しかしながらネイマールの振る舞いは、今も多くの人々が苦しんでいるコロナ禍においては、無責任だと言わざるを得ない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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