<2020ベストヒット!>「あきれた度胸だ」ネイマールの大胆PKを、海外メディアが称賛!「人間離れした鋼の神経」

2020年12月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

外せば敗北という場面で登場し…

5人目のキッカーとして登場したネイマールは、きっちり仕事をこなした。(C)Getty Images

 2020年の名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、公私ともに話題が尽きなかったブラジル代表FWネイマールがみせた独特のPKを取り上げた記事をお届け。リーグカップ優勝がかかった舞台、しかも「自らが外したら負けが決まる」場面でみせた大胆なPKに、世界中のメディア、そしてファンが驚嘆した。

記事初掲載:2020年8月1日

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 現地時間7月31日にフランスのリーグカップ決勝が行なわれ、パリ・サンジェルマンがリヨンを破り、2シーズンぶり9回目の優勝を果たした。

 キリアン・エムバペを負傷で欠いたことも影響し、延長戦を含めた120分で1点も奪えなかったパリSGは、スコアレスで突入したPK戦で辛くも勝利(6-5)を収めている。

 この緊迫したPK戦で、5人目キッカーとして登場したネイマールが話題を呼んでいる。先攻のリヨンが全員成功し、ここで失敗すれば敗北が決まるという場面で、背番号10は「人間離れした鋼の神経」(スペイン紙『AS』)と称えられる大胆なキックを披露した。

 ネイマールはポジションにつく前、ボールに額を当てて深呼吸をしたのち、距離を取って主審のホイッスルを待った。そして、たっぷり10秒かけてGKと駆け引きを繰り広げ、数歩左に移動しながらボールに駆け寄り、ゴール左隅に柔らかなシュートを蹴り込む。

 対峙したリヨンGKアントニー・ロペスは完全にフェイントに騙され、右に飛んでいた。

【動画】ネイマール対GKロペスの駆け引き…注目のPKシーンはこちら

 英メディア『GIVEMESPORT』は「呆れた度胸だ。情報量も多く、大胆な"トラップ"。ふつうの人間はこの場面でこんなパフォーマンスは出来ない」と称賛。併せて、海外のフットボールファンが「あんなの10本中9本はGKが騙される」、「ネイのPKは生き様だから。ほかの人は思いつかない」、「彼のPKは絶品だと思う。ワールドクラス」、「目の前で決められたら背筋が凍る」といった声を上げていると紹介している。

 これで国内3冠を達成したパリSGは、いいムードのまま12日に行なわれるチャンピオンズ・リーグ準々決勝のアタランタ戦に挑む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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