西大伍に田中達也――浦和が同日中に一挙4選手を獲得! 新体制で臨む来季に向けて積極補強!

2020年12月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

一方で退団選手も4名と活発な動き

左から塩田仁史(写真は大宮在籍時)、西大伍、田中達也、明本考浩。浦和が同日に計4選手の獲得を発表した。(C)SOCCER DIGEST

 浦和レッズは12月28日、ヴィッセル神戸の西大伍など計4選手の獲得を発表。今冬の移籍市場において、早くも活発な動きを見せている。

 今季は攻撃、守備ともに不安定な状態が続いた浦和は、開幕前に目標に掲げていたACL出場権の獲得にもほど遠い10位でフィニッシュ。大槻毅監督が今シーズン限りでの退任を発表し、来季からは徳島ヴォルティスをJ2制覇に導いたスペイン人指揮官のリカルド・ロドリゲス氏が指揮を執ることとなった。そんな浦和が28日、新体制で挑む新シーズンに向けて積極的な補強に乗り出した。

 なかでも特筆すべきは、ヴィッセル神戸から完全移籍で獲得したDF西大伍。今季はリーグ戦で26試合に出場し1得点を記録した。高度な戦術眼と、果敢な攻撃参加で右サイドを活性化するサイドバックは、加入にあたって「まだまだ成長を続けます」と意気込み。来年でプロ16年目となるベテランのピッチ内外でのリーダーシップにも期待が集まる。
 
 また大分トリニータからは、主に左ウイングバックを主戦場とし、今季33試合に出場して8ゴールを挙げたMF田中達也を獲得。かつて浦和でプレーし、現在はアルビレックス新潟に所属する元日本代表と同姓同名であることが話題を呼んでいるが、本人は「憧れの田中達也選手のように、このクラブでタイトルを獲得したい」と新天地への挑戦に燃えている。

 さらにJ2の栃木SCからは、大卒ルーキーのMF明本考浩と、来季でプロ18年目となる39歳の大ベテランGK塩田仁史を獲得。前者は「浦和の誇りに恥じぬよう常に全力で闘いたい」と力を込め、後者は「自分のできることを精一杯やり続け、勝利を目指してがんばりたい」と全力を尽くすことを誓っている。

  一方でこの日は、浦和を去る決断をした選手も4名に上った。MF長澤和輝が名古屋グランパスへ、MF武富孝介が京都サンガF.C.へ、DF鈴木大輔がジェフユナイテッド千葉へ、さらにMF井澤春輝がギラヴァンツ北九州へ、それぞれ新天地を求めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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