「この夏は狂っていた」メッシが“盟友”スアレスとネイマールへの想いを告白「僕がいつバルサを去るかは…」

2020年12月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

最強3トップを組んだスアレスとネイマール

バルセロナで一時代を築いた最強トリデンテ「MSN」。その中心を担ったメッシが現在の心境を語った。 (C) Getty Images

 かつてサッカー界を席巻し、「史上最強」とも称えられたのが、2014-15シーズンから約3年に渡ってバルセロナで形成されたリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールのトリデンテだ。

「MSN」の愛称で親しまれた3人は3シーズン連続で合わせて100ゴールという離れ業をやってのける破壊力で、ライバルクラブを圧倒。サッカー史に残る3トップとして名を残した。

 しかし、今夏にスアレスがアトレティコ・マドリーに移籍したことで、今もバルサに残っているのはメッシだけとなった。

 そんなアルゼンチン代表FWは、スペインのテレビ局『La Sexta』のインタビューで「僕はバルセロナを愛しているし、人生そのものだ」と語ったうえで、盟友スアレスの退団について「この夏の動きは狂っていた」と持論を展開した。

「ルイスは残りの契約期間を代償にフリーで去り、僕らと同じ目的を持って戦っているチームに加わったんだ。クラブの対応は信じられないものだった」

 さらにメッシは2017年の夏にパリ・サンジェルマンに移籍したブラジル代表FWのネイマールについても気になるコメントを残している。

「ネイマール? もちろん一緒にプレーできれば嬉しいけど、バルサに連れ戻すには、彼はあまりに高すぎるよ……」
【動画】バルサを欧州制覇に導いた「最強3トップ」の得点ハイライトはこちら

 来夏の契約満了を前に、来る1月には他クラブとの自由な交渉が可能となるメッシ。パリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティなどへの移籍が現地メディアを賑わせているが、本人は自らの去就については次のように語っている。

「僕は来夏にフリーで去るか? 法廷に持ち込めば、勝つのが僕らであることは分かっていた。大勢の弁護士からもそう言われたからね。でも、僕はそういうやり方でバルサを去りたくなかった。現時点ではどのクラブとも交渉していない。

 前にも言ったかもしれないけど、シーズンが終わるまでは何もハッキリさせるつもりはないよ。ただ、僕はレアル・マドリーやアトレティコには行かない。それは絶対にありえない。いつバルサを去るのかは分からないし、シーズン終わりに話すことになるだろう。引退する時もクラブとしてのバルセロナの一員でありたい」

 あくまで"バルサ愛"を強調したメッシ。彼は今年6月を過ぎてからもブラウグラーナのシャツを着続けるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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