【G大阪】FWアデミウソンの契約解除を発表。10月に飲酒運転で接触事故、被害者との示談が成立

2020年12月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブは再発防止を強調

G大阪がアデミウソンの契約解除を発表した。写真:徳原隆元

 ガンバ大阪は12月28日、道路交通法違反等の容疑で捜査が続いていたFWアデミウソンについて、本日付けで契約を解除としたと発表した。

 アデミウソンは10月25日の午前8時35分頃、自身が運転する車で大阪府茨木市内の近畿自動車道の追い越し車線を走行中、左前方の車体を走行車線を走る車と接触。事故発生時、本人は認識しておらずそのまま走行を続け、その後10時から行なわれたチームトレーニングに参加していた。

 しかし、トレーニング終了後にクラブハウスを訪れた警察から任意同行を求められ、大阪府警察本部交通部、高速道路交通警察隊(吹田分駐所)にて事情聴取が行なわれ、その際にアデミウソンからは基準値を超えるアルコールが検出された。なお接触した被害者、アデミウソンの双方には怪我はなかった。
 
 ここまで約2か月間にわたり処分保留の状態が続いていたアデミウソンだったが、今回警察による事情聴取が終了し、また本人・被害者との示談が成立。その結果を受け、クラブは臨時取締役会を開催し、日本サッカー協会統一選手契約書の契約条項に基づき、契約解除とする処分を決定した。

 ガンバ大阪の小野忠史代表取締役社長は、クラブ公式サイトで今回の問題について改めて謝罪。「今回の事件をクラブとして厳粛に受け止め、吹田警察署にご協力を頂き交通安全講習会の開催やJリーグによるeラーニングの再受講等、クラブ全員で再発防止に向けた取組みを実施致しておりますが、クラブ全体でコンプライアンス徹底を継続的に取り組み、信頼回復に努めて参ります」と再発防止策を徹底することを強調した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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