パリSG、ポチェティーノ電撃招聘の裏にある“真のターゲット”はメッシ!? 水面下で衝撃プランを画策か

2020年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

今年3月に「いつか彼と一緒にニューウェルスに戻りたい」と公言

パリSG行きが濃厚視されているポチェティーノ。この招聘劇の裏でメッシを獲得する動きもあるようだ。 (C) Getty Images

 2020年も終わりを迎えようとしているなか、フランスの絶対王者の動向が世間の注目を集めている。

 クリスマス前日に飛び込んできたのは、まさに驚きの一報だった。パリ・サンジェルマンを率いていたドイツ人監督のトーマス・トゥヘルが電撃解任されるというものである。いまだ公式発表はないものの、欧州各国メディアが一斉に報じていることから更迭を言い渡されたのはほぼ間違いない。

 フランスの複数メディアによれば、パリSG側は解任理由を「いろんなことの積み重ね」とけむに巻いており、2018年の夏から着実にチーム強化を図ってきたドイツ人監督のプロジェクトは突然、終わりを迎えたのである。

 すでに後任監督の名前も浮上している。"最右翼"はマウリツィオ・ポチェティーノだ。

 2013年1月から約2年間に渡って率いたサウサンプトンで声価を高めたアルゼンチン人監督は、2014年5月から指揮したトッテナム・ホットスパーではクラブ史上初のチャンピオンズ・リーグ決勝に導くなど、確固たる評価を得た。

 2019年11月に成績不振を理由にノースロンドンでの職を追われたポチェティーノだが、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーなどの監督候補にもたびたび名前が挙がっている。

 そんな"人気銘柄"との合意に至ったとされるパリSG。現役時代に在籍した古巣であり、「リーグタイトルを勝ち取ってみたい」と公言してはばからないポチェティーノにとって最高の職場と言えるのかもしれない。
 
 だが、パリSGがポチェティーノとの合意に急いだのは、批判をかわすために知名度の高さにあやかろうとしただけではないという。イタリアの衛星放送『Sky Sport』など複数メディアによれば、フランスの絶対王者は、同胞のリオネル・メッシの引き抜きに繋げようと画策していると報じた。

 今夏にメッシがバルサ退団を公言したのは周知の通りだ。最終的に残留を決めたものの、いまだ今シーズン終了までとなっている契約の延長には合意しておらず、来る1月からは他クラブとの自由な交渉が可能となる。

 メッシに関してポチェティーノは今年3月に「いつか彼と一緒にニューウェルスに戻りたい」と公言。そのため、仮にフランスで共闘するとなっても、もちろん異論を唱えることはないだろう。

 果たして、パリSGはポチェティーノを招聘し、メッシも引き抜くのか――。実現すれば、2021年のサッカー界に衝撃を与えるのは必至だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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