横浜F・マリノスが五輪世代2選手を獲得!大分の生え抜きDF岩田智輝、レンタル中の前田大然が完全移籍で加入

2020年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

岩田は「大分を離れるのは凄く寂しい」

完全移籍での加入が決まった大分の岩田(左)と、昨季レンタルで加入していた前田(右)。(C)SOCCER DIGEST

 横浜F・マリノスは12月25日、クラブの公式ホームページで松本からレンタル中の前田大然と、大分の岩田智輝、東京五輪世代2選手を完全移籍で獲得したことを発表した。併せて、松本山雅FCへレンタル移籍中だった前貴之の松本への完全移籍も公表されている。

 23歳の韋駄天FW前田は、水戸やポルトガルのマリティモへの武者修行を経て昨夏に松本から横浜へ期限付きで加入。ACLでの5試合を含め公式戦30試合に出場していた。

 レンタルから完全移籍となり、「2020シーズンのこの半年はタイトル獲得に貢献する活躍ができず、申し訳ない気持ちと共に、自分の力不足を痛感しました。2021シーズンこそタイトルを獲得し、皆様と一緒に喜び合えるように、一日でも早く横浜の選手として認められるように、頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。すべてはマリノスのために。トリコロールの絆いまこそ強く」と抱負を語った。
 
「大分トリニータから来ました岩田智輝です。移籍は初めてで不安な気持ちとワクワクする気持ちがありますが、横浜F・マリノスのために、常に全力で頑張りたいと思います!よろしくお願いします」とコメントした23歳の岩田は、複数ポジションをこなせ、攻撃参加も魅力なDFだ。

 大分の下部組織出身で、世代別代表に選出されてきた俊英は、2019年のコパ・アメリカでA代表も経験した。初移籍について、大分の公式ホームページ上で以下のように想いを綴っている。

「小さい時からずっと大分で育ち、大分を離れるのは凄く寂しいです。小さい時からトリニータを見て来ました。初めて小学生の時にトリニータのJ1での試合を観戦し、あのピッチでサッカーがしたいと思い、プロになりピッチに立った時は凄く嬉しかったです。トップチームに昇格できたのも、今までご指導して下さった指導者の方々のおかげです。ありがとうございました。

 トリニータでの思い出はたくさんあります。J3優勝やJ1昇格、初のA代表など色々な経験をさせてもらいました。2種登録でJ2を戦ったシーズン、J3に落ちる瞬間のサポーターの皆さんの姿を見て、絶対に嬉し涙・笑顔・感動をこれからは増やしていこう!と思い、今まで戦ってきました。降格したJ3でもサポーターの方々は温かく熱い応援をずっとしてくれていました。そんなサポーター、スポンサー、応援して下さる方々のためにも絶対にJ1にトリニータを戻そうと思っていました。

 常に変わらず応援して下さるサポーター、スポンサーの方々、そして社長、西山GМ、片野坂監督、コーチ、トレーナー、チームスタッフ、フロントスタッフ、J3から今までトリニータに在籍した全ての選手のおかげで、今のトリニータがあり、今の自分があると思っています。感謝しかありません。先輩方が優しく厳しく常に良い雰囲気を作ってくれた、トリニータの雰囲気が大好きです!!

 最後に、トリニータから海外というのが僕の目標でした。しかし自分の力不足で叶える事ができなくて、ユースの目標になる事、大分のサッカー少年達に夢を与える事ができず悔しいです。それでも、これからもっと活躍してみんなの目標になれるよう頑張っていきたいと思います。大分で過ごした日々は宝物です!トリニータ最高です、大分最高です、大好きです!ありがとうございました!!!!」

 なお、大分は12月26日に岩田の壮行セレモニーを行なう予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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