「恨みや怒りすら湧かない」元フランス代表MFが古巣アーセナルとの“絶縁”を告白!「無関心のレベルに…」

2020年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

元アーセナル戦士が古巣と距離を置くようになった理由は?

長髪をなびかせ、ピッチ中を奔走する姿が印象的だったプチが衝撃の告白をした。 (C) Getty Images

 ノースロンドンの雄が危機的状況に立たされている。

 現地時間12月19日に開催されたプレミアリーグ第14節で、アーセナルはエバートンに1-2で敗戦。今シーズンは早くも8敗目を喫したミケル・アルテタのチームは降格圏とわずか4ポイント差の15位に低迷しており、周囲からの風当たりも強まっている。

 そんなネガティブなチームの状況を煽るかのようにアーセナルへの不満を激白したのが、元フランス代表MFのOBエマヌエル・プチだ。

 1997年の夏に名将アーセン・ヴェンゲルの熱烈な勧誘を受けてから3シーズンに渡って、アーセナルの黄金期を支えたレジェンドOBだが、ここ数年の失敗の数々とクラブ上層部の振る舞いから古巣と関係を断ったというのだ。

 フランス・ラジオ局『RMC』の取材に応じたプチは、「これは世間的に衝撃的な話かもしれない」と前置きしたうえで、次のように話した。

「アーセナルは私にとってモナコ、いやそれ以上に愛していたクラブだった。だが、私が彼らへの恨みはある段階をとうに超えている。今じゃ無関心のレベルにあると言っていい。もう数年以上も前から私は彼らに興味がないね」
 
 愛してやまなかったクラブとの"絶縁"を告白したプチは、そう思うに至った理由を明かしている。

「理由は、今のアーセナルの取締役会にある。彼らはスタッフや選手たち、さらには社員に対する管理が全くおざなりで、しかも移籍マーケットでの振る舞いや決定も終わっている。もうそんなことが何年も繰り返されているんだ。

 ゆえに私は彼らに恨みや怒りすら湧かなくなり、無関心になっていった。もう最近では、アーセナルから声をかけられようとも距離を置くようにしている。彼らのために悩まされることがないようにね」

 アーセン・ヴェンゲルの退任以来、およそ2年半も明確なチームプランを見いだせず、ついにはOBからも愛想を尽かされてしまったアーセナル。このまま沈み続けてしまうのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】懐かしき黄金期! アーセナルが無敵を誇ったプレミアリーグのハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事