【名古屋】9年ぶりACL呼び込んだ前田直輝は「勝てる集団になってきた」と手応え!自身の今季の評価は…

2020年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

86分に勝利を決定づける弾丸シュート

前田がACL出場権を手繰り寄せるゴールを決めた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ34節]名古屋1-0広島/12月19日(土)/豊田

 名古屋グランパスは12月19日、J1最終節でサンフレッチェ広島と対戦し、1-0で勝利。3位で今季を終え、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。この試合で眩い輝きを放ったのが、途中出場のレフティだ。

 チャンスはありながらもゴールが奪えず、スコアレスで迎えた86分だった。山崎凌吾からペナルティエリア右でパスを受けた前田直輝が左足一閃。目の覚めるような弾丸シュートは鮮やかにゴールネットを揺らした。

 56分からピッチに入っていた背番号25の今季7点目は勝負を決める決勝点となり、チームに9年ぶりとなる国際大会の出場権をもたらした。

 試合後、勝利の立役者は「今年不本意な結果というか、僕自身なかなか結果を出せてなかったので、ここで1つ結果を出せて良かった。チームは勝てているなかでも、自分が結果を出せないとやっぱり悔しい部分はあるし、そういうなかで試行錯誤というか、自分なりに色々整理して、今日みたいな結果に繋がったのが良かった」とコメント。
 
 8月8日の浦和レッズ戦では4ゴールという離れ業をやってのけたものの、ハイパフォーマンスは維持できず。得点は9月26日の清水エスパルス戦以来遠ざかっており、スタメンからもこのゲーム含め3試合連続で外されていたなかで、決勝点は喜びつつも、2020年の自身のパフォーマンスを厳しく評価した。

 一方で、残留争いに甘んじた昨季と比べ、チームは今季3位でフィニッシュしたことに対しては、「チームが確実に成長しているというか、勝てる集団になってきた」と確かな手応えを口にする。そのうえで来季に向け、「アジアの舞台で自分たちがどれだけできるかっていうのも見据えて、シーズンオフに入って、新しく一からまたやり直したい」と決意を示した。

 まずは本選出場をかけ、ACLプレーオフから始まる2021年の戦い(※天皇杯の結果により、本選からの出場の可能性もある)。夏には東京五輪も予定され、今年同様ハードな日程が待ち構えているが、前田はじめ年々成長し「勝てる集団」となってきた名古屋には、小さくない期待が寄せられる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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