川崎が2点ビハインドから家長の2ゴールなどで逆転勝利! 柏のオルンガが今季28点目を決め単独得点王に輝く!

2020年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

オルンガが単独での得点王に輝く!

家長が2得点を挙げ川崎が逆転勝利。最終節を白星で飾った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは12月19日に、各地で第34節の9試合を開催。三協フロンテア柏スタジアムでは、川崎フロンターレが柏レイソルを3-2の逆転下し、今シーズンを勝利で締めくくった。

 今季圧倒的な強さで勝ち星を重ね、Jリーグ史上最速優勝を果たした川崎が、最終節で柏のホームに乗り込んだ。リーグ1位と3位の得点力(33節終了時点で川崎が85得点、柏が58得点)を持つ攻撃的な両チームの戦いに注目が集まった。

 川崎は3トップの中央にレアンドロ・ダミアン、両サイドに齋藤学と長谷川竜也を配置。今季限りで現役引退を発表している中村憲剛はベンチ外となっている。一方柏はここまで27得点を挙げ、得点ランキング単独トップのオルンガが1トップを務めた。

 試合は立ち上がりから川崎がいつものようにボールを握る展開に。しかし、相手のコンパクトな守備に苦戦しスペースを突けず、なかなか敵陣深くまで攻め込めない時間が続く。

 すると柏は14分に、自陣からのロングフィードに前線で反応したクリスティアーノがワンタッチで前に向け浮き球のパスを供給。これをオルンガが相手DFとの競り合いを制し収めると、GKを交わして無人のゴールに左足で流し込む。オルンガの今季28得点目で、ホームチームが幸先よく先制する。
 
 1点のビハインドを負った川崎は、後半から三笘薫と家長昭博を投入し同点ゴールを狙う。しかし後半開始22秒で柏が追加点を挙げる。右サイドから進入した北爪健吾のシュートのこぼれ球に反応した瀬川祐輔が強烈なシュートを叩き込む。

 それでも王者として負けられない川崎は、48分にCKから家長昭博がヘディングで決めて1点を返すと、55分には相手のビルドアップのミスを突いて三笘がGKからボールを奪い、最後はL・ダミアンが冷静にゴールに流し込み同点とする。

 その後も川崎が敵陣で見事な連携を見せ猛攻を仕掛けと、さらに81分にも中央での三笘のドリブル突破から、最後は家長がペナルティエリア左から右足でゴールに流し込み逆転。0-2から3得点を重ね見事に逆転した川崎が最終節を勝利で飾った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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