前田直輝の弾丸ゴラッソ炸裂!劇的勝利の名古屋が9年ぶりACL出場権獲得!広島は5戦未勝利で今季終了

2020年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

広島は沢田ヘッドコーチが指揮

途中出場の前田がゲームを決めた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは12月19日に、各地で最終節の9試合を開催。豊田スタジアムでは、名古屋グランパス対サンフレッチェ広島の一戦が行なわれ、前者が1-0で勝利を収めた。名古屋は3位で今季を終え、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。

 ホーム名古屋は中6日の前節からスタメン変更は1人。出場停止のガブリエル・シャビエルに代わり、山崎凌吾が入った。対して中2日のアウェー広島は4人を入れ替え。GKに林卓人、中盤には青山敏弘が名を連ねた。なお前節に城福浩監督が退席処分となったため、指揮は沢田謙太郎ヘッドコーチが執った。

 立ち上がり優勢にゲームを進めたのはホームチーム。マテウスらを中心にゴール前に攻め込み、U-23代表候補の相馬勇紀も積極的にシュートを放つ。

 一方広島もセットプレーなどから先制の機会を窺うなかで、32分にはCKからキッカー森島司のクロスに荒木隼人が頭で合わせるが、ここはクロスバーを直撃。さらに40分にも川辺駿がペナルティエリア中央から右足を振り抜くも、GKランゲラックの好守に阻まれてしまう。

 堅守を誇るチーム同士の対戦は、スコアレスで折り返す。
 
 後半に入り五分五分の展開が続くなか、56分に互いに最初の選手交代。名古屋は前田直輝、広島は負傷のキャプテン・佐々木翔に代え、野上結貴を投入する。

 61分には名古屋が絶好機。左サイド深くを突破した前田の折り返しに、走り込んだ山崎凌吾が合わせるも、GK正面に飛んでしまい、先制とはならない。

 76分はアウェーチームが相手ゴールを脅かす。ゴール前中央で青山が鋭いミドルシュートを放つが、枠の上を超えてしまう。

 このまま終了かとも思われた86分、ついに均衡が崩れる。ゴール右から前田が左足一閃。弾丸シュートを突き刺し、鮮やかにネットを揺らした。このゴールが決勝点となりタイムアップ。名古屋が9年ぶりのACL出場を決めた。広島は5戦未勝利で2020年の戦いを終えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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