【FC東京】「純粋に楽しい」森重真人はACLでの経験を糧に最終戦で進化した姿を!旧知の選手たちの引退には…

2020年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

FC東京11年目となったベテランにとって刺激の多い一年に

吉本一謙引退については「一緒にプレーしても非常に賢い選手」だと語る森重。(C)SOCCER DIGEST

 FC東京の森重真人は12月17日、練習後にオンライン上で取材に応じ、週末に行なわれる今季最終戦への意気込みと、1月4日のルヴァンカップ決勝に向けての展望を語った。

 12月19日のJ1リーグ第34節・ヴィッセル神戸戦を前に、「最終戦をホームで出来るということで、自分たちにとっても良いこと」と語る森重は、約1か月にも及ぶカタールでのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)での様々な想いもチームにとってプラスに働いているという。

「Jリーグ以外のチームとやることで、気付く部分というのもたくさんあったのではないかなと。それぞれが感じて、前節・広島戦は上手くやっていけたのかなと思います」

 ACL帰国後初戦のサンフレッチェ広島戦を若手主体で戦い、1-0での勝利を収めたFC東京は、リーグ戦では今季の6位以下が確定してしまい、来季ACLへの挑戦権は得られなかったが、アジアの舞台で貴重な経験を積んできたという。
 
 森重自身もACLでは久々に務めたアンカーのポジションで躍動し「純粋に楽しいですね。疲れるまでは」と充実ぶりを口にする。来シーズンからの同ポジション起用については今は白紙だというがd、11年目のベテランにとっても刺激の多い大会となったようだ。

 森重にとって刺激になっているのはそれだけではない。今季は内田篤人氏をはじめ、長らくコンビを組んだ吉本一謙、シーズン終了後の引退を発表している中村憲剛など、同世代やクラブ、代表でよく知る選手たちがユニホームを脱ぐ決断をしている。

 FC東京11年目のベテランは「特別、個人的な想いは持っていませんが、この年齢になってもサッカーが出来ているということに感謝しながら、まだまだ第一線でやっていきたい」と意気込む。

 1月4日に延期され今シーズン最後のタイトルとなったルヴァンカップ決勝へ、ホームで行なう最終戦で一皮むけたFC東京の姿を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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