「レバンドフスキでないとアンフェア」ベルバトフ、C・ロナウド&メッシのFIFA最優秀賞ノミネートに苦言! 「舞台裏でPR会社が…」

2020年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「レバンドフスキは現代サッカーにおける最高級のストライカーだ」

メッシ(左)とC・ロナウド(右)が覇権を争ってきた近年のFIFAの世界最優秀賞の牙城をレバンドフスキ(中央)は崩せるか。 (C) Getty Images

 リオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドが、長年にわたってサッカー界を牽引してきたスーパースターたちで、あらゆる賞にふさわしい実績を残してきた選手たちであることに異論の余地はない。

 ただ、シーズンごとの個人賞は、そのシーズンの出来で決めるべきとの考え方も少なくないのは事実だ。かつてマンチェスター・ユナイテッドなどでプレーした元ブルガリア代表FWのディミタール・ベルバトフは、今年の世界最優秀選手賞のファイナリストに、メッシとC・ロナウドは値しないと考える一人だ。

 先週に、FIFAは今年の「ザ・ベスト(世界最優秀選手賞)」の最終候補に、メッシとC・ロナウド、そしてロベルト・レバンドフスキを選んだと発表した。これに対してベルバトフは、英ベッティング会社『Betfair』でのコラムで、「ロナウドとメッシがファイナリストにノミネートされたのは驚きだ。僕には、彼らはそこにふさわしいという確信がない」と語った。

「私は、レバンドフスキに賞を贈るべきだと思う。彼が受賞しなかったらアンフェアだろう。今年はバロンドールがなかったこともアンフェアだったと思う。彼は私の受賞候補だった。多くの人が推していた。彼が受賞すべきだったと思うし、FIFAの賞で報われることを願う。だけど残念ながら、時にサッカーはビジネスで、多くの人が気づく以上に舞台裏でPR会社がこういった決定に発言権を持っているんだ」
 
 さらにベルバトフは、「レバンドフスキは現代サッカーにおける最高級のストライカーだ。誰も同意することができないテーマだよ」と続けた。

「ハリー・ケイン、メッシ、ロナウド、そしてセルヒオ・アグエロは、長年にわたって得点を重ねてきた。彼らはベストのストライカーたちだ。だけど、プレーの仕方や動き方から別のストライカーたちもいる。レバンドフスキは、私のトップ3のひとりなんだ。彼は本当に素晴らしい」

 気になる受賞者は現地時間12月17日に表彰されるが、ベルバトフの推すレバンドフスキは、"2強"とのレースを制することができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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