浦和、チャンスをモノに出来ず悔しいスコアレスドロー。湘南も5戦勝利なしと厳しい状況が続く…

2020年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

お互いにシーズン終盤で勝利が遠く…

ともに好機こそ作ったものの、フィニッシュの精度を欠きスコアレスドローで決着となった。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは12月12日に、各地で第32節の6試合を開催。埼玉スタジアム2002では、浦和レッズ対湘南ベルマーレの一戦が行なわれ、お互いに最後まで1点が遠くスコアレスドローの痛み分けとなった。
 
 リーグ戦も残すところ3試合。ACL出場権獲得という目標も断たれ直近2連敗中と、なんとかホームで意地を見せたい浦和は、今季限りでの退団が発表されたマルティノスとエヴェルトンを先発起用。2トップの一角に配置された興梠慎三の9年連続二けたゴール達成にも期待がかかる。一方湘南は高卒ルーキーの畑大雅、2種登録の田中聡など若手を積極的に起用しアウェーゲームに挑む。
 
 試合は浦和が立ち上がりから、前線の興梠をターゲットに背後を狙ったロングパスを繰り出すも、相手のはやい寄せに遭いなかなかシュートで終われない。
 
 チャンスをモノに出来ずにいると、逆に湘南にカウンターを受ける。19分に、右サイドをフリーで抜け出した岡本拓也からのグラウンダーのクロスを、ゴール前に飛び込んだ中川寛斗に合わせられるも、ポストの右へ外れ事なきを得る。
 
 その後も中盤で激しくボールを奪い合う攻防戦となる。お互いに相手DFの裏を狙ったボールで先制点の狙うも、1点が遠くスコアレスで前半を折り返す。
 
 後半も両者ともに決定機を創出。湘南は56分に、岡本の右サイドの突破からの折り返し、ゴール前で齊藤が反応し右足を振り抜くも、GK西川の好セーブに遭う。
 
 浦和もその1分後に、山中亮輔が敵陣中央からディフェンスラインの裏へ浮き球のパスを供給。ペナルティエリア中央で杉本が、胸トラップから左足でボレーシュートを放つも、クロスバーの上へと外れてしまう。
 
 ともにチャンスこそ作ったが、フィニッシュの精度を欠き最後までネットを揺らすことが出来ずスコアレスドローで決着。お互いに不完全燃焼で試合を終えた格好となった。
 
 この結果、浦和はこの終盤戦で3試合勝利なしと苦しい状況。湘南も5試合白星から遠ざかっている。
 
 次節は16日、浦和はアウェーで王者川崎フロンターレと、湘南はホームで大分トリニータと33節を戦う。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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