「リバプールの記録を更新した!」中盤起用の南野拓実がマークした今季チーム最高のスタッツとは? 地元紙記者も称賛!

2020年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「第2のファビーニョになる」

今シーズンのCL初ゴールを逃したが、地元紙は南野を高く評価したようだ。(C)Getty Images

 現地時間12月9日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ最終節、ミッティランとのアウェー戦で、南野拓実は今シーズンの公式戦5度目の先発出場を果たした。

 4-3-3のインサイドハーフという本職ではないポジションでプレーした南野は、積極的なフォアチェックをみせ、88分にはVAR検証で無効となったものの、ゴールネットを揺らすシーンもあった。

 結果は1-1のドローに終わったが、地元紙『Liverpool Echo』のアンドリュー・ブレスリー記者は、10日付けで「ミナミノは新たな役割を見つけた」とその働きを称えた。

「ユルゲン・クロップが選手に求めるものがあるとすれば、それは多才さだ。ファビーニョはコンバートでMFになったにもかかわらず、現在はリバプールで最高の守備的MFのひとりと見られている。一方で、ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーは必要に応じてポジションを下げてプレーしてきた。そしてレッズの監督は、また新たな配置転換を見出したのかもしれない」
 
 記事によれば、中盤に入った南野は、あるスタッツで今シーズンのチーム最高の数値を叩き出したという。

「クロップは、『カーティス・ジョーンズが使えず、フレッシュな選手が欲しくてタキを起用した』と語った。そして、南野はフィールドで閃きを放った。彼は試合を通じて37回のプレッシング(FBRef調べ)を行なったが、これはレイトン・クラークソンとモハメド・サラーよりも多い。そして、この数字はリバプールの選手が今シーズンの試合でマークしたなかで、最高記録を更新した」

「クロップが中盤にプレッシングマシーンを必要としているなら、南野はメンバーに入れるべきかもしれない。次のフルアム戦で先発を与えるべきなのかもしれない」と綴られたこの記事に対して、リバプールのファンからは、様々な声が寄せられた。

「間違いなく、彼はチームの確固たる一員になるためにプレーする必要がある。火曜日の試合で自信を深めているし、もし日曜日の試合(フルアム戦)で良い試合をすれば、彼の信念をさらに強めるはずだ」
「最初に来た時は良い買い物をしたと思っていたけど、大きな失望感があったことは確か。ベンチウォーマーとしては最高だ」
「イングランドでは彼以上の体力が必要だ。適応して成功するかどうかは、時間が教えてくれるだろう。ただ、彼は確かに十分な能力を持っている」
「彼の能力は疑いようがない。第2のファビーニョになる可能性は十分に秘めていると思う」

 リバプールは現地時間12月13日にリーグ戦でフルアムと対戦する。果たして、南野に出番は巡ってくるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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