「影が薄まる」吉田麻也はレギュラー陥落!? サンプドリア専門メディアが現状をレポート「明らかな調子下降の犠牲者だ」

2020年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミラン戦で出場機会を得らずに…

ミランとのビッグマッチで出場機会をもらえなかった吉田に地元メディアは厳しい評価を下している。 (C) Getty Images

 8試合ぶりのベンチスタートは、これから続く苦境の始まりとなるのだろうか。

 サンプドリアに所属する吉田麻也は、12月6日に行なわれたセリエA第10節のミラン戦で、出場機会がないまま試合終了の笛を迎えた。プレー時間がなかったのは、9月26日のベネベント戦(セリエA第2節)以来のことだ。

 ユベントスとの開幕戦でベンチスタートながら後半から出場した吉田は、ベネベント戦を経て、フィオレンティーナとの3節からレギュラーポジションを確保。7試合連続で先発出場した。だが、11月30日の9節トリノ戦で、ハーフタイムに交代を命じられると、ミラン戦ではスタメンから外れ、ピッチに立つこともなかったのだ。

 クラウディオ・ラニエリ監督は、トリノ戦を機に吉田をレギュラーから外す考えなのだろうか。サンプドリア専門サイト『samp news24』は、ミラン戦の前半途中からCBとしてコンビを組んだオマール・コリー、ロレンツォ・トネッリの存在が吉田を脅かしていると報じた。
 

 同サイトは、「サンプドリアの新たな序列、コリーとトネッリがヨシダの影をうすくさせる」との見出しの記事で、「ヨシダは納得のシーズン序盤を経て、トリノ戦での酷いパフォーマンスで見せたように、明らかな調子下降の犠牲者だ」と伝えている。

「対照的に、ミラン戦ではトネッリとコリーの株が再上昇した。今後の試合で守備陣の鍵を取り戻すことになるとみられる」

 今年1月に加入し、新型コロナウイルスによる中断後から"守備の国"で着実に評価を上げてきた吉田だが、この難局を乗り越えることができるだろうか。なお、サンプドリアは13日に開催されるセリエA第11節で3位の強豪ナポリと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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