「チームに一体感をもたらす」GK川島永嗣の評価がフランスで急上昇! 「なぜ今までベンチだったんだ?」

2020年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ストラスブールの新たな“ナンバー1”だ」

4-0の完封勝利に貢献した川島。現地でも評価が高まっている。(C)Getty Images

 現地時間12月6日に行なわれたリーグ・アン第13節のナント戦で、3試合連続の先発を飾った日本代表GK川島永嗣は4-0の完封勝利に貢献。その評価が、現地で日に日に高まっているようだ。

 川島は前節のレンヌ戦(1-1)でもサポーター投票によるマン・オブ・ザ・マッチに選出。クラブの公式SNSには「カワシマは本当にいいプレーをしている!」、「スゴイ」、「彼が今までベンチだった理由を教えてくれないか?」など称賛の声が集まっていた。

 現地メディア『ALSA's SPORTS』は、好パフォーマンスを続ける守護神を「新たなストラスブールの"ナンバー1"だ」と絶賛している。

「正守護神だったマッツ・セルスの大けがにより、以降はストラスブールでGKのポジション争いが続き、ティエリ・ローライ監督も何度も先発メンバーを変え、試行錯誤の状態が続いていた。だが、その迷いも結論を下す時期が訪れたようだ。

 カワシマはレンヌ戦(11月28日)の先発起用で、素晴らしいパフォーマンスを見せた。試合は引き分けだったが、チームは彼のおかげで落ち着きを取り戻した。この試合でファン投票によるMOMに輝いたことは不思議でも何でもない。さらに、ナント戦でも監督の期待に応え、存在感を示した」
 
 そして、試合中で見せた川島の振る舞いを称賛した。

「チームの仲間と盛んに声を掛け合い、必要に迫られれば躊躇せずにポジションを移動するように指示を送る姿もみられた。経験豊富なベテランはチームに一体感をもたらし、落ち着きを与えているのだ」

 37歳のベテランは、移籍した当初は第3GKとしてベンチ外も少なくないという苦境が続いた。だが、ようやく巡ってきたチャンスをつかみ、監督の信頼を勝ち得たといえるだろう。

 ストラスブールは12日にホームでメスと対戦する。『ALSA's SPORTS』は「彼が先発することで得られる恩恵は、ほかのライバルよりも多い」とし、スタメン継続に期待を寄せている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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