「チヤホヤされた時は抑えつける」“不発”の久保建英の現状をエメリ監督が語る!「右が得意なのは分かっているが…」

2020年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「辛抱強くありたいし、彼を信じている」

エメリ監督(左)が会見で久保について言及した。(C) Getty Images

 ビジャレアルの久保建英は、現地時間12月3日に開催されたシワススポルとのヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第5節で、ELでは5戦連続のスタメン出場。得意とする4-1-4-1(4-3-3)の右サイドに入ったが、なかなかチャンスに絡めず、58分で交代となった。

 3節までは輝きを放っていたELでの舞台で2戦続けてノーインパクトに終わり、現地メディアからは厳しい声も飛んでいる。

 そんななか、現地6日に行なわれるエルチェとのアウェーゲーム(ラ・リーガ第12節)を前に会見に臨んだウナイ・エメリ監督が、この日本の至宝について言及した。スペイン紙『MARCA』などが伝えている。

「クボには、パフォーマンスを急いで上げていく必要性がある。だが、私は辛抱強くありたいし、彼を信じている」と語った指揮官は、こう続けている。

「これはプロセスであり、彼が加入したとき、プレーできるポジションについて本人と話した。左サイドでもプレーしているが、右サイドと中央でのプレーが得意なのは分かっている。彼のキャリアにとって新しい要求に適応させるために、努力を続けているところだ」

【動画】「なぜだ?」久保建英にエメリ監督が激怒したシーンはこちら
 さらに、「彼がチャンピオンズ・リーグでプレーする重要なプレーヤーになることを願っているが、(現在は)そのプロセスにある」と説明し、次のように締めくくった。

「選手がチヤホヤされた時、私は陶酔感を抑えつける。しかし、彼らが沈んでいる時は、助けようとする」

 やや苦しんでいる久保を、この戦術家がどう導いていくのか。今後の起用法に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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