【ACL】横浜がグループ首位通過!シドニーFCと引き分け、決勝T1回戦で神戸とのJ対決を回避

2020年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜はこの試合で勝点を得れば1位が確定する

CKから見事な先制点を決めたDF實藤。(C)Y.F.M.

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は12月4日、H組のグループステージ最終節を開催。アルジャノブスタジアムで行なわれた横浜F・マリノスとシドニーFC(オーストラリア)の一戦は、1-1の引き分けに終わり、横浜はグループステージを1位で通過した。

 前節、全北現代に4-1と快勝した横浜は、グループの2位以内を確定し、決勝トーナメント進出を決めた。さらにこの試合で勝点を得れば1位が確定する。また、2位の上海上港とは1-0、1-2と対戦成績は1勝1敗ながら、勝点差は3あり、得失点差は10ポイントの開きがある。同時刻に行なわれている上海上港が大量得点で勝利し、かつ横浜が敗れない限り首位通過となる。

 そんな状況もあってか、横浜は前節からスタメン11人すべてを変更。4-2-3-1のフォーメーションでGK高丘陽平、DFは右から、和田拓也、實藤友紀、伊藤槙人、小池龍太、MFはボランチに渡辺皓太、大津祐樹、2列目は右から水沼宏太、天野純、前田大然、トップにオナイウ阿道が入った。

 試合は、17分、左のCKからファーサイドで待ち受けていた實藤が、バックステップで下がり右足でシュート。これは相手GKに防がれるが、これで得た右のCKから再び實藤が同じ様な展開で上手く右足で合わせゴール左隅にグラウンダーのシュートを決め、1点を先制した。
 
 その後も攻め続けた横浜だったが、決定機を作れずにいると、高く設定していたディフェンスラインの裏にパスを通され、抜け出したFWトレント・ブハジアーにGKとの1対1から得点を許し、29分に振り出しに戻される。さらに44分、左サイドから出されたボールに、今度はFWルーク・イバノビッチにゴール前に走り込まれるが、これは空振りに終わり事なきを得る。

 46分にもカウンターからGKと1対1に持ち込まれるが、GK高丘がビッグセーブ。相手にペースを握られる時間もあったものの、次第にペースを奪い返した横浜は、66分に松田詠太郎を投入し、再び攻勢の展開に持ち込む。しかし1点が遠く、スコアはこのまま、1-1でタイムアップとなった。

 同時刻に行なわれていた上海上港と全北現代の一戦は2-0で後者が勝利を収めた。

 この結果、横浜は勝点13で首位通過し、ヴィッセル神戸とのJリーグ対決を回避。次は12月7日の決勝トーナメント1回戦で、この後に行なわれるG組2位(広州恒大、水原三星のどちらか)と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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