【FC東京】過去2度跳ね返されたACL16強の壁「今回のチームで破る」。特別措置には「有難い」

2020年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「心置きなくこちらで戦って…」

オンライン会見に出席した長谷川監督。写真:FC東京

 FC東京は現地時間12月4日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の開催地、カタールからオンライン会見を実施。長谷川健太監督が出席し、決勝トーナメントへの意気込みなどを語った。

 前日のグループステージ最終戦で、FC東京は連戦も考慮し今大会での出場機会が限られていた選手も積極起用したうえで、パース・グローリー(オーストラリア)に1-0で勝利。グループ2位で16強入りを決めていた。

 そのなかでの会見冒頭、指揮官はこの日に発表された、帰国後14日間の待機期間中にも活動が可能となる特別措置『アスリートトラック』に言及。「有難い」と率直な想いを明かしている。

「今日我々も聞いた。戻ってから2週間待機してトレーニングできないという状況だったのが、トレーニング・試合をしてもいいというような形で、非常にスポーツを行なう関係者にとっては有難い措置。心おきなくこちらで戦って、また日本に帰ってしっかりと公式戦を戦っていければ」

 また、過去2回ACLに参戦し、その際はいずれも決勝トーナメントへ駒を進めていた(2012・2016、ともにベスト16で敗退)ことから、「歴史を継続できた」と喜びを口にするとともに、過去2大会超えを誓っている。
 
「予選が一番難しいと思っていたので、まず予選突破できたという面では、本当に選手がよく頑張ってくれた。また、FC東京の今までの歴史という部分では、予選リーグを2回全て突破していたので、引き続き予選を通過できたのは非常に良かったと思うし、ベスト16の壁を今回のチームでまずは破っていきたいと思っている」

  そして、今大会5勝1分と波に乗る、次戦の対戦相手・北京中赫国安(中国)戦に向けては、こう意気込みを語った。

「コロナ禍のなか、集中開催で中2日の3連戦。非常にタイトな日程のなかで、今まで比較的出場機会が少なかったメンバーで勝つことができたのは、本当にチームにとって大きな勝利。予選を突破出来て、またフレッシュなメンバーでみんなで戦える。もちろんディエゴ(・オリヴェイラ)の怪我はまだあるが、それ以外のメンバーは非常にいい形で準備ができていると思っている。まずここのベスト16で北京を倒すことができれば、非常にチームとしても乗っていけるんじゃないかと、期待している」

 FC東京は過去に2度跳ね返されたベスト16の壁を破れるか。決戦は6日、日本時間19時に迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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