ネイマールの大活躍でパリSGがマンUを撃破! H組はライプツィヒを含めた“三つ巴”で最終節に【CL】

2020年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

頼みのカバーニは見せ場を作るも…

退場となったフレッジのファウルをキッカケに激しく衝突する両軍。 (C) Getty Images

 現地時間12月2日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第5節(H組)で、首位マンチェスター・ユナイテッドが、本拠地オールド・トラフォードで、2位パリ・サンジェルマンと対戦した。

 グループ突破を懸けた注目の一戦は、開始早々にアウェーチームが均衡を破る。6分、右サイドから切れ込んだエムバペが放ったミドルシュートを相手DFがブロックし、ボールがエリア内に流れると、素早く反応したネイマールが右足を振り抜いて、先制点をねじ込んだのである。

 10番のゴールで先手を取り、勢いに乗ったパリSG。かたやユナイテッドは、しばらく押し込まれる時間が続いたものの、古巣対戦となったカバーニを起点に、少しずつボールを支配。そして、32分にラッシュフォードのシュートが相手MFダニーロの足に当たってゴールに入るラッキーな形で同点とした。

 タイスコアになってからは中盤での激しいボールの奪い合いが続き、一進一退の攻防となった前半は、互いにファイナルサードでの崩しの精度を欠き、次点を奪えずに終了した。

 迎えた後半も拮抗した展開となるなか、ユナイテッドはカバーニ、パリSGはネイマールと、共にエースにボールを集め、その創造性に攻撃を託す。
 
 すると、互いにビッグチャンスを創出。57分にカバーニがクロスバーに直撃するループシュートで見せ場を作れば、63分にはネイマールのロブパスが起点となったプレーから攻め上がっていたマルキーニョスが決定的なシュートを放ったが、渾身の一撃はゴールの上へ外れた。

 1-1で推移していた試合は、69分にパリSGが再び動かす。CKの流れからアンデルがシュート。これをゴール前でディアロがコースを変えると、最後は主将マルキーニョスが身体ごとねじ込んだ。

 勝ち越され、いち早く追いつきたいユナイテッドだったが、失点直後の70分にフレッジが2度目の警告を受けて退場に……。数的不利となったチームは74分にポグバを入れて苦境の打開を図ったが、このフランス代表MFは局面での精彩を欠き、違いを生み出せずに終わった。

 その後、攻めるホームチームと守るアウェーチームという構図となった一戦は、90分にネイマールが速攻から趨勢を定める一撃を決めて3-1で後者が勝利した。この結果、グループHは、最下位のイスタンブール・バシャクシェヒルに勝利したRBライプツィヒを含め、3チームが勝点9で並ぶ三つ巴の状況で、最終節を迎えることになった。

 なお、最終節でユナイテッドはRBライプツィヒと敵地で対戦。パリSGは本拠地でバシャクシェヒルを迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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