「ペレス会長も危機感を…」ジダン解任なら後任はポチェティーノか? “有力候補”とスペイン紙が報じる

2020年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

フロントが有力候補としてリストアップか

立場が危うくなっているジダン(右)。ポチェティーノ(右)の就任はあるのか。(C)Getty Images

 現地時間12月1日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ第5節で、レアル・マドリーはウクライナのシャフタール・ドネツクに0-2で敗北。最終節を残してグループ3位に転落した。

 9日にホームで行なわれるボルシアMGとの最終節に勝利すれば自力で決勝トーナメント進出を決められるが、敗れれば敗退となる予断を許さない状況だ。

 ジネディーヌ・ジダン監督は試合後の会見で「辞任はしない」と言い切り、現状打破に意欲を見せた。だが、マドリーの首脳陣は後任を検討し始めているようだ。

 スペイン紙『MARCA』によれば、この試合に敗れた直後、「フロレンティーノ・ペレス会長らフロント陣は強い危機感を覚え、急ぎ次期監督候補のリストアップに入った」という。そのうち、最も有力な候補とされるのが、前トッテナム指揮官で現在はフリーのマウリシオ・ポチェティーノだ。
 
 マドリーは以前からポチェティーノに興味を持っていると報じられていた。「今も具体的なオファーには至っていない。もし、万が一の事態が起きた場合は、新監督招聘のための準備を進めることになるだろう」(『MARCA』)という。

 トッテナムを去って約1年が経過したアルゼンチン人指揮官は、ひと月前に、低迷が続く名門マンチェスター・ユナイテッドが接触していると報じられた。しかし、現在はチームの調子が上向いていることもあり、ユナイテッドのフロントはオレ・グンナー・スールシャール監督を解任する意志は無いとされる。

 スペイン紙や英紙などは、事態が動くとすれば「CL最終節のボルシアMG戦の後になるだろう」に伝えている。マドリーの今後を左右するであろう指揮官交代の行方に、現地でも俄然注目が高まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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