コロナ禍で苦境のボーンマス。CEOが愛妻に約2000万円の高級外車をプレゼントして“大炎上”!「選手も愕然…」

2020年11月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

給与カットを我慢している選手たちも驚いた買い物

2部降格後も奮闘を続けているボーンマスだが、選手もモチベーションに関わる事態が発生している。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスは、サッカー界に大きなダメージを与えた。とりわけ無観客試合でチケット収入が見込めずに多くのクラブが損害を受けた。

 選手たちも同様だ。経営難の煽りを受け、クラブに一時的な給与カットを申し出され、仕方なく受けいれた選手たちも少なくない。

 だからこそ、経営のトップが私欲のために資金を使ったと分かれば、やりきれない想いを抱いでも仕方ないだろう。イングランド2部に降格したボーンマスの選手たちは、今まさにそういう心境のようだ。

 現地時間11月29日、英大衆紙『The Sun』が報じたところによれば、ボーンマスのニール・ブレイクCEOが、ロシア人の美人妻アレサヤ・ブレイクさんのために14万ポンド(約2000万円)もする高級外車ベントレーを購入したことがインスタグラムで判明。「選手たちが愕然としている」という。

 同紙によれば、ニール氏は新型コロナウイルスの影響が出始めた今年4月に、年間400万ポンド(約5億6000万円)もの給与カットを"自発的"に決定。さらにクラブスタッフの一時解雇も決めていた。
 
 南英のローカルクラブであるボーンマスは潤沢な資金を持つわけではない。それだけに選手たちもその方針に同意し、プレミアリーグからの降格決定で大幅な減収になることもあり、今シーズンも給与カットを受け入れ、我慢を続けてきたようだ。

 そうしたなかで、愛妻のクリスマスプレゼントに大枚を叩いたCEOに、選手たちの不満は臨界点を突破寸前であるという。

 もちろんプライベートの買い物であり、ニールCEOは決して悪事を働いたわけではない。しかし、クラブが置かれた現状を考えれば、非常識な行動と見られても仕方がない。実際、ツイッターでは一部のファンの「何よりもトップをクビにすべきだ」や「エディ・ハウを解雇してなぜ奴らを残したのか?」といった意見も目立っている。

 現在、2部で自動昇格圏の2位につけているボーンマス。CEOの身勝手な振る舞いがチームの輪を乱さなければいいのだが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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