チェルシーで輝いた元ブラジル代表MF、“王者”川崎を含む日本の2クラブからの誘いを断って現役引退か

2020年11月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

2度のワールドカップ出場を果たした元セレソン戦士

多士済々のチェルシーでも鮮烈なインパクトを残したラミレスは、日本行きの可能性があったようだ。 (C) Getty Images

 興味深いニュースが舞い込んできた。

 現地時間11月28日、ポルトガル紙『A Bola』をはじめとする複数の海外メディアは、元ブラジル代表MFのラミレスが、日本からのオファーを断ったうえで、現役引退を決断する可能性が高いと報じた。

 現在33歳のラミレスは、セレソンで2度のワールドカップ出場を果たすなど、合計52キャップを重ねた名手だ。2010年の夏から約6年間にわたって在籍したチェルシーではクラブ史上初の世界制覇に貢献するなど、その献身的なプレーで人気を博した。

 昨夏から母国の名門パウメイラスでプレーしていたラミレスは、今月27日に「個人的な問題」を理由に、2023年6月まで残っていた契約を突如として解除していた。一部メディアによれば、この契約解除は、チームに10人以上の新型コロナ感染者が出たなかで、ナイトクラブで夜遊びをしていたことを目撃されたラミレスに、ファンから非難が殺到したことが理由とも言われている。
 

『A Bola』によれば、フリーの状態となったラミレスの元には、日本の2チームからオファーが舞い込んでいたという。また、海外の複数メディアは、そのうちの一つは今シーズンに怒涛の勢いでJリーグを制した川崎フロンターレだったと報じている。

 しかし、キャリアの晩年に差し掛かっていたこともあり、ラミレス自身は、現役引退の意志を固めているとも伝えられており、ヨーロッパでも活躍した名手をJリーグで見られる可能性は、現時点では低いと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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