【ACL】横浜、上海上港にリベンジ許し初黒星…引き分け以上で突破決まるも1-2敗戦で決勝T進出はお預け

2020年11月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

オナイウのゴールで同点に追いつくが…

仲川のアシストからオナイウ(写真)が同点弾をゲットも、後半に勝ち越しを許し、GS突破は決められなかった。(C)Y.F.M.

 カタール・ドーハでの集中開催によって再開されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は11月28日、H組のグループステージ第4節が開催。アルジャノブ・スタジアムで行なわれた横浜F・マリノスと上海上港(中国)の一戦は、1-2で横浜が敗戦した。

 前節、GKオビ・パウエル・オビンナのPKストップと仲川輝人のヘディングシュートのこぼれ球を押し込んだ天野純の90分のゴールで1-0と勝利し、グループステージ3連勝でグループ首位に立つ横浜は、引き分け以上でクラブ初の決勝トーナメント進出が決まる。

 3日前の同カード対決となった前節からは先発8人を入れ替えて臨んだ。4-2-3-1のフォーメーションを採用し、GKにオビ、DFは右から松原健、實藤友紀、伊藤槙人、高野遼、MFはボランチに喜田拓也と和田拓也、2列目に右から仲川輝人、天野純、前田大然、トップにオナイウ阿道という並びとなった。

 対する上海上港もローテーションを採用。前節出場していた元ブラジル代表のオスカルはベンチスタート、フッキはメンバー外となっている。

 試合は横浜が持ち前のアタッキングフットボールで立ち上がりから上海ゴールに迫る。しかし14分、先制を許してしまう。左CKからのクロスボールを一度は弾き返すが、クリアボールを拾われ、再び左サイドへ。チェン・ビンビンが上げ直したクロスをキャプテンのカイ・フイカンに打点の高いヘディングシュートを決められる。
 
 失点してしまってもペースを離さない横浜は、21分に試合を振り出しに戻す。右サイドの松原からディフェンスライン裏に出されたパスに仲川が反応しグラウンダーのパスを送る。ゴール正面に走り込んだオナイウがこれをGKに当てながらも押し込み1-1とする。

 その後もほぼ敵陣内でプレーを続けた横浜だったが、ゴールは決められない。同点のまま折り返した後半、上海上港はオスカル、オーストラリア代表のアーロン・ムーイ、ワン・シェンチャオの3枚替えを敢行。しかし、横浜は後半立ち上がりも攻勢を緩めず、3本のCKを得る。

 しかし、メンバー交代もあって、中盤にタメができ効果的なカウンターが仕掛けられるようになった上海上港に危険なシーンも作られるようになる。すると55分、右サイドのスローインから、オスカルとのワンツーで抜け出したFWリカルド・ロペスにペナルティエリア内からゴール左に低弾道のシュートを決められ再びリードを許す。

 すると64分、横浜も天野に代えマルコス・ジュニオール、仲川に代え水沼宏太を投入。右サイドから水沼が鋭いクロスを連発するが、中央の選手が合わせる事が出来ない。

 さらに79分にも2枚替え。前田と和田を下げティーラトンと渡辺皓太を投入し、左サイドの活性化を図る。勝点1で決勝トーナメント進出が決まる横浜は終盤まで攻め続けるものの1点が遠く、1-2で終幕を迎えた。

 この結果、横浜は勝点を積み上げられなかったものの、勝点9でグループHの首位をキープ。次節、中2日で決勝トーナメント進出をかけて全北(韓国)と激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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