「完成形が見たかった」「感謝しかない」C大阪ロティーナ監督の退任発表に惜別メッセージ続々

2020年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

来季のACL出場権を十分に狙える位置につけるが…

今季限りでの退任が決まったC大阪のロティーナ監督。写真:徳原隆元

 セレッソ大阪は11月27日、チームを率いるロティーナ監督と来季の契約を更新しないことで合意したと発表。現体制は2シーズンで幕を閉じることとなった。

 2017、18年と東京ヴェルディの指揮を執っていたロティーナ監督は昨季、C大阪の指揮官に就任。18勝5分け11敗の成績で5位となり、失点をリーグ最少の25にとどめて堅守の土台を築いた。迎えた今季は開幕から好調を維持し、一時は首位争いも展開。その後首位戦線からは脱落したものの、29試合消化時点で勝点52で4位につけ、来季のACL出場権も十分に射程圏内にある。

 川崎の独走を許すことになったとはいえ、ACL出場権が懸かる3位以内や天皇杯出場が懸かる2位以内も目指せる好位置だけに、サポーターもロティーナ監督の退任を承服し難いようだ。スペイン人指揮官の退任を知らせるクラブ公式アカウントの投稿には、多くのリプライが寄せられ、そのほとんどはロティーナ監督への惜別のメッセージが綴られている。

「このサッカーの完成形が見たかったです」
「2年間ありがとうございました」
「ロティありがとう。こんなサッカーもあるんやと、ものすごく勉強になりました」
「『自慢できる監督』って本当に稀ですよね」
「感謝しかない。サッカーのある週末が待ち遠しくなり、観戦後に楽しく過ごせるようになったのは監督のおかげです」
「現体制を継続した上での完成形を見たかった」
「寂しいけど、最後にロティーナさんと一緒にタイトルを獲りたい!」
 
 メッセージはいまだ続々と寄せられ、すでに130件以上のコメントがついている。ロティーナ監督は退任に際してのコメントを発表しておらず、リーグ最終戦後に改めて挨拶を行なうという。果たして、C大阪はクラブが今季の目標とするACL出場権、あるいは天皇杯の獲得で、指揮官退任の花道を飾ることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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