「日本での評価が極めて高い」ブレーメン地元紙が大迫勇也の移籍を予想!? SDは売却否定も「放出候補」と紹介!

2020年11月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「決して良い立場とはいえない」

ブレーメンで苦心する大迫は、1月の移籍市場で新天地を模索するかもしれない。 (C) Getty Images

 ドイツの古豪で奮闘してきたサムライ戦士が岐路に立たされている。

 現地時間11月25日、ドイツ紙『Weser Kurier』は、「オオサコが放出候補に!」と銘打った記事を掲載。ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也が、来年1月にオープンする冬の移籍市場で退団する可能性を報じた。

 現在30歳の大迫は、2018年8月にケルンからブレーメンに入団して、1年目から万能型FWとして重用されてきた。昨シーズンも、好不調の波はあったものの、ブンデスリーガでは自己最多となる8ゴールをマークしてチームの1部残留に貢献した。

 そんな大迫はブレーメンと2022年6月までの契約を締結しているものの、今シーズンは開幕から低調なパフォーマンスに終始。今年9月に開催されたDFBカップ1回戦のカール・ツァイス・イェーナ戦とブンデスリーガ開幕節のヘルタ・ベルリン戦で先発起用されながら、いずれも前半のみで交代……。10月以降は公式戦6試合でわずか95分間の出場機会しか与えられていない。
 

 いまだゴールもアシストもなく、ノーインパクトに終わっているストライカーについて同紙は、「来夏の東京オリンピックで日本の際立った存在になりたいというのであれば、彼にとって決して良い立場とはいえない」と指摘。そのうえで、こう続けている。

「長い間、ユウヤ・オオサコはフロリアン・コーフェルト監督の絶対的な愛弟子として扱われてきたが、今はアピールが不足している。現在、オオサコはブレーメンで、自身のスポットをジョシュア・サージェントやミロト・ラシツァ、レオナルド・ビッテンコートに奪われており、この先、ニクラス・フュルクルクが復帰すれば、彼は外されるかもしれない」

 さらに同紙は、コロナ禍による財政難のために、ブレーメンがまとまった収入を得る必要性があり、「彼を冬に売却すれば問題は解決されるだろう」と見解を示したうえで、「イングランドや日本での評価が極めて高いため、春に31歳になってもある程度の需要はあるだろう」と続けた。

「現時点でブレーメンの選択肢は、オリンピックの前となるこの冬にオオサコを売るか、それとも夏の新シーズンを待って、市場価値の上昇に賭けるかのどちらかだ。仮に売却に失敗した場合には、フリーで放出することがないように契約延長をする必要がある。今冬に納得できるオファーが届けば、来夏に向けたこれらのシミュレーションゲームが直ちに覆されるかもしれない」

 厳しい立場に立たされている大迫。同紙の取材にフランク・バウマンSD(スポーツディレクター)は、「私はユウヤが後半戦で絶対に必要となると確信している」とコメントしているが、現状を打破すべく一大決断を下すのか? その動向に今後も注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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