【ACL】悪質ファウルで主砲が負傷も…FC東京が鮮やかにリベンジ!上海申花を撃破し、GS2位に浮上

2020年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

3日前の対戦では0-1で敗れる

この永井のシュートなど前半から再々のチャンスを作り出したFC東京。写真:FC東京。写真:FC東京

 11月27日にカタールのエデュケーションシティ・スタジアムで開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4戦で、3位のFC東京が前節に続いて中国の上海申花(2位)と対戦した。

 3日前の対戦では、痛恨のPK献上で0-1と敗れたFC東京は、その試合からスタメン2箇所を変更。MF高萩洋次郎に代わって先発に名を連ねた渡辺剛がCBに入って、CBが本職の森重真人を中盤に上げ、第3節では中村帆高がスターターを務めた右SBには中村拓海が起用された。

 そのFC東京は、序盤から再三の決定機を作り出す。開始2分、FWディエゴ・オリヴェイラが左サイドからドリブルで持ち込み、中央へパス。FW永井謙佑がシュートを放つもDFにブロックされる。19分にも森重の落としを受けたMFレアンドロがゴールやや右から左足で狙うが、惜しくも枠を捉えられない。

 さらに26分、レアンドロが左足で放った強烈な無回転シュートは、敵GKがセーブしたボールがバーを直撃。41分にはMF東慶悟から絶妙のスルーパスを受けた永井がGKと1対1となるビッグチャンスを迎えるも、決めきれない。

 ハーフタイムに、永井に代えてFWアダイウトンを投入したFC東京は、後半開始早々に敵の悪質なファウルを受けたD・オリヴェイラが負傷交代。FW原大智を送り出す。

 58分にアダイウトンがバー直撃のシュートを放つなど、主砲の思わぬ交代にも攻撃の手を緩めないFC東京が、ようやく均衡を破ったのは61分だった。エリア内で東のパスを受けたレアンドロが右足で狙い澄ましたショットを突き刺し、待望の先制点を挙げる

 ここから上海申花に押し込まれたものの、集中した守備で凌ぐと、82分に原の折り返しをMF安部柊斗が詰めて貴重な追加点を奪う。

 86分にジョバンニ・モレノに豪快なシュートを決められ、1点差に迫られるも、このリードを守りきったFC東京が2-1で勝利。勝点を7に伸ばし、上海申花を抜いて2位に浮上した。次節は3日後の30日に、首位の蔚山現代と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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