【J1】圧巻の5ゴールで川崎が最速Vを決める!C大阪が得失点差で4位に浮上しACL出場権争いはさらなる混戦模様に

2020年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

3位名古屋はこの日は試合無し

レアンドロ・ダミアン(中央)の得点を皮切りに5得点で優勝を決めた川崎。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは11月25日、各地で第29節の6試合を開催。引き分け以上で優勝が決まる首位の川崎フロンターレは、2位のガンバ大阪との直接対決で、家長昭博のハットトリックを含む圧巻の5ゴールを記録し、勝利を収めた。この結果4試合を残してJ1史上最速優勝を決めた。

 1位の川崎と2位のG大阪の直接対決となった一戦は22分、ホームの川崎が先制に成功する。登里享平の左サイドからの鋭いクロスに反応したレアンドロ・ダミアンがディフェンスラインの裏に入り込み、伸ばした右足でゴールにねじ込む。リードを奪い余裕が出てきた川崎はがっちりとペースを掴むと、45分、49分、73分と家長昭博が続けて得点し、ハットトリックを達成した。さらに90分には齋藤学が加点し、5-0で勝利を収めた。

 3位までに与えられるACL出場権を目前とし、天皇杯出場権が与えられる2位以内も見据える4位の鹿島アントラーズは、10位の柏レイソルと対戦。柏が仕掛けてきた左CKからのトリックプレーで、北爪健吾にシュートを打たれると、味方に当たったボールがゴールラインを割り、26分に先制を許す。しかし56分。レオ・シルバが放った強烈なシュートはGKに防がれるが、こぼれ球を拾ったファン・アラーノが角度のないところからねじ込み振り出しに戻す。

 しかし、75分にオルンガに独力で持ち込まれゴールを決められると、逆転を目指し前掛かりに出たところをカウンターで突かれ、83分にクリスティアーノ、アディショナルタイムに神谷優太と続けて得点を許し1-4で敗れた。この日試合の無かった3位・名古屋グランパスとの差を詰めることができず、勝点52で5位に順位を落とした。
 
 替わって4位に躍り出たのがセレッソ大阪だ。大分トリニータとのアウェーゲームを1-0でものにした。10分に左サイドを攻略すると、坂元達裕が相手を引きつけマイナスのボールを供給。清武弘嗣が振り抜いたシュートはDFに当たってコースがかわりゴールネットを揺らした。C大阪は勝点を52に積み上げ得失点差で4位となり、ACL出場権争いは混戦模様となっている。

 そのほか、清水エスパルスは横浜FC戦で、前半だけで3ゴールを挙げ3-1で勝利。湘南ベルマーレは8分に岡本拓也のゴールで先制したが、66分に川辺駿に得点を許しサンフレッチェ広島と1-1の引き分け。ベガルタ仙台は78分に長沢駿が4戦連発となるゴールを決め、1-0でサガン鳥栖を退けた。

 第28節の試合結果は以下の通り。

川崎5-0G大阪
鹿島1-4柏
横浜FC1-3清水
大分0-1C大阪
湘南1-1広島
鳥栖0-1仙台

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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