吉田麻也がかつてのホーム“瑞穂”への思い出メッセージを投稿!「本当に手本となった」と語った選手は?

2020年11月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スタンドから見ていたときの思い出が心に残っている」

今年行なわれた4試合にフル出場し、主将として日本代表をまとめ上げている吉田。写真:龍フェルケル

 名古屋グランパスは11月18日、クラブの公式YouTubeチャンネルで、OB吉田麻也からのメッセージを公開した。

【動画】吉田麻也から"瑞穂"へ!ユース時代の貴重なエピソードを公開

 名古屋のホームスタジアム「瑞穂陸上競技場」は施設の老朽化に伴い、来年から6年間にも及ぶ大工事が行われる。それに伴いクラブは「ありがとう、瑞穂。」という"聖地"への感謝や思い出を伝えるプロジェクトを始動させている。

 その一環として、" わたしと瑞穂スタジアム "と銘打ったOBからのメッセージも随時アップされており、選手・監督として活躍したドラガン・ストイコビッチ、本田圭佑、楢崎正剛、中村直志らに続き、5回目となった今回は、2007年にユースからトップチームに昇格し、09年のシーズン終了後に渡欧するまで名古屋で戦った吉田が登場した。

 約4分半に及ぶビデオメッセージで、「正直思い出が多すぎて、何を挙げたらいいのかわからない」と語りながら、「僕がACLで川崎とまさかの日本チーム対決になったときにフリーキックから最後に点を取った」時の事を回想したり、竹内彬、米山篤志らとのエピソードを明かしたりしている。
 
 しかし、それ以上に思い出に残っているのがユース時代だという。

「みなさんと同じようにスタンドから名古屋グランパスというチームを見ていたときの思い出はすごく僕の心に残っている。ユースの選手ってトップの試合を観に行くんですけど、自分たちもトップチームに上がって試合に出て活躍するのを目標にしていたので、自ずとユースの選手が試合に出ると僕たちも力が入った」と語り、津田知宏や山口慶らユースの先輩たちを応援していたエピソードも紹介した。

 さらに"プロ"としての吉田麻也の形成に影響を与えたというのが、2003年から05年途中まで在籍し、ウェズレイとともにFWを務めていたマルケスだったという。

「マルケスが活躍した試合のあとに、僕が車で帰るときに瑞穂の駐車場を出たところで止まったら、パッと隣に車が止まって、見たらマルケスだったんですよ(笑)。『うわっマルケスだ!』ってなって、窓を開けて手を振って『マルケス!オブリガード!』って言ったら、ウィーンて窓を開けて手を振ってくれて。やっぱりそういうのがなんだかんだ子どもにとって思い出になるんだな、というのを僕が身をもって感じていたので、いまこうやって選手になって、そういう機会があればできる限り応えようと、本当にお手本になりましたし、そういう子どもたちに夢や思い出を与えられる選手になりたいなと思った瞬間でした」と意外な事実も明かした。

 現在日本代表キャプテンを務める吉田麻也にとっても、"瑞穂"はかけがえのないスタジアムだったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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