【日本代表】「お疲れ様とは言いたくない」川島永嗣が中村憲剛の引退を語る! オーストリアに住む恩師については…

2020年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

グラーツに住むオシム元監督に聞きたいことは…

今回の招集メンバーの中では、オシムジャパンを知る唯一の選手となった川島。※写真は会見中のスクリーンショット

 日本代表は11月9日、オーストリアのグラーツで代表合宿をスタートさせた。初日のオンライン会見に登場したGK川島永嗣は、まず10月の代表活動で刺激を受けたことを明かした。

「去年の11月から代表活動がなかったなか、10月は久々にみんなの顔を見ることができた。活動がない中で、ニュースを通してだけじゃなくて、チームメイトがどんな成長しているか、どんな環境でやっているかを肌で感じられた。僕は年齢的に一番上ですけど、若い選手を含めてそういう姿を見るのは刺激になりましたし、チームにも戻ってもモチベーションが高かった」

 川島にとって、10月の代表活動後の大きな変化として、川崎フロンターレでチームメイトだった中村憲剛の引退発表がある。代表でも共闘した偉大な先輩については、こう想いを明かしている。

「本人にも言いましたけど、まだ試合も残っていますし、お疲れ様とは言いたくないです。いろんな意味で僕自身もフロンターレや、日本代表で一緒にやらせてもらった。良い時も、良くない時も共有してきた。自分がいた時は優勝争いにも参加できない状況でしたし、チームを優勝させて、こういう決断を今したっていうのは本当に寂しいけど、一緒にやった仲間としてはすごく誇らしい辞め方だと思います。表現できるプレー、存在価値を含めて素晴らしいキャリアを築いてきたんだなと改めて感じました」
 
 またグラーツには、その中村や川島が日本代表に呼ばれ出した頃に監督を務めていたイビチャ・オシム氏が居を構えている。その恩師について質問が及ぶと、こう返している。

「ここに来るときにオシムさんのことを考えていて、やはり代表でオシムさんとやらせてもらった時間は特別でした。試合に出してもらうことはなかったですけど。いろいろな意味で大きな刺激をくれた監督なので。オシムさんもストラスブールでプレーしてたこともあるので、会えたらそういう話もしたいなと思っていました」

 10月の親善試合では出場がなかった川島は、「サッカーにおいては、物事はすぐ変わりますし、常に自分自身がパフォーマンスで貢献できなければ意味がないと思うので、11月もチームにしっかり貢献できるようにプレーしたいです」と13日のパナマ戦、17日のメキシコ戦に意欲を見せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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