「S・ラモスにまた勝った」イ・ガンインとマドリー主将の“因縁の再戦”に韓国メディアが歓喜!「3度蹴り」をまさかの称賛?

2020年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

王者相手の4発大勝に貢献

S・ラモス(左)とイ・ガンイン(右)マッチアップに韓国メディアが注目した。 (C) Getty Images

「セルヒオ・ラモスに再び勝った」と韓国メディアが沸いている。

 現地時間11月8日に開催されたラ・リーガ第9節で、不調に喘ぐバレンシアが王者レアル・マドリーと対戦。カルロス・ソレールのすべてPKでのハットトリックと敵DFラファエル・ヴァランヌのオウンゴールで、4-1の大勝を飾った。

 この試合でスタメンを飾った韓国代表MFのイ・ガンインは、セカンドトップとして81分までプレー。攻撃でアクセントを付けただけでなく、前線からの果敢の守備でも貢献した。

 母国のスポーツメディア『スポータルコリア』も、"韓国の至宝"の活躍を大きく報道。いくつか掲載した記事のなかのひとつで、マドリーの主将S・ラモスとの対決をピックアップしている。

「イ・ガンイン対ラモスの歴代戦績」と題した記事で、まず1度目の勝利として、紹介したのが昨シーズンに物議を醸した"3度蹴り"だ。

 今年の6月18日に開催されたラ・リーガ第29節のマドリー戦で、76分から途中出場したイ・ガンインは、S・ラモスからボールを奪おうとして苛立ち、3度に渡ってキック。レッドカードを提示され、わずか13分でピッチを去ったのだ。

 0-3で完敗したゲームの後味をさらに悪くしたこの行為には、「完全に理性を失っていた」「醜い振る舞いだ」といった批判が集中した。

【動画】イ・ガンインがS・ラモスに食らわした衝撃の「3度蹴り」はこちら
 しかし、『スポータルコリア』はこれを「1勝目」とし、さらに「2勝目」として、今回のゲームのマッチアップシーン取り上げている。

 47分、C・ソレールから縦パスを受けた19歳は、食いついてきたS・ラモスを華麗な反転でかわし、エリア外から得意の左足でシュート。決まっていたら圧巻のゴラッソだったが、GKティボー・クルトワがわずかに触り、ボールはポストに直撃した。

 惜しくもゴールにはならなかったものの、名手を翻弄したこの場面で、またしても自国の逸材に軍配が上がったとした。

 3度蹴りは褒められた行為ではないが、"因縁の相手"を手玉に取ったシーンは、母国メディアの留飲を下げたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】S・ラモスを翻弄したイ・ガンインの華麗なターンからの強烈ショット

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