「偉大なカンピオーネ」「史上最高の日本人だ」セリエA公式SNSが公開した中田英寿のローマ時代の写真にファン熱狂!

2020年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まさにラストサムライだ」

スクデットを争っていたユーベ戦での中田の活躍は、今もイタリアで語り草だ。 (C) Getty Images

 イタリア・サッカー界において中田英寿の存在は今も色褪せることはない。

 かつて"世界最強のリーグ"と謳われたセリエAでひと際の輝きを放った中田。98年の夏にベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)からペルージャに加入すると、1年目からチームの主軸として33試合に出場して10得点と活躍し、2000年1月には名門ローマへステップアップ。名将ファビオ・カペッロの薫陶を受けながらプレーした。

 そして入団2年目の2000-01シーズンにローマは17年ぶりのスクデットを勝ち取るのだが、ここで覇権奪取に大きく貢献したのが、中田だった。

 シーズン終盤のユベントスとの大一番だ。0-2のビハインドの状況でポジション争いを演じていた元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティと交代してピッチへ送り出されると、79分に鮮やかなミドルシュートを突き刺す。さらに試合終了間際にも中田の強烈なショットのこぼれ球から同点ゴールが生まれたのである。

 スクデットを争っていたユーベとドローに持ち込んだことが優勝争いのポイントとなっただけに、絶対的エースのトッティとの交代で出場した中田の活躍ぶりは、現地イタリアでは今なお"伝説"として語り継がれている。
 
 その後はパルマ、ボローニャ、フィオレンティーナでプレーし、日本人選手の価値を高めた中田の存在はやはり唯一無二だ。現地時間11月3日にはセリエAの公式インスタグラムが、ローマ時代のプレー写真を「黄色と赤のサムライ!」というメッセージとともに投稿。すると、当時を懐かしむファンから次のようなメッセージが相次いだ。

「偉大なカンピオーネだ」
「まさにラストサムライだ」
「ユーベキラーのスペシャリストは君を除いていない」
「史上最高の日本人だ」
「ヒデは怪物だ」
「レオ・メッシなんかよりもナカタだ」
「偉大な優勝をありがとう!」

 日本人がヨーロッパでプレーすることが珍しくなくなった昨今。だからこそ、そうではなかった時代にスクデット獲得を成し遂げた中田の偉業は、燦然と輝き続けている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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