堂安律はオーストリア遠征不参加に! ビーレフェルトが国外への選手派遣を拒否すると表明

2020年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドイツは新型コロナ感染拡大の影響で再びロックダウンしている

オランダ遠征での堂安はカメルーン戦に先発、コートジボワール戦では途中出場していた。(C)Getty Images

 ドイツ1部ビーレフェルトは現地時間11月5日、所属プレーヤー5人に対する各国代表への派遣を認めないと発表した。このため堂安律は、11月の代表ウィーク中に行なわれるオーストリア遠征に参加しないことになる。

 日本サッカー協会は日本時間5日、オーストリアで行なわれるパナマ戦(13日)、メキシコ戦(17日)に向けたメンバーを発表。10月のオランダ遠征にも招集されたいた堂安はリストに含まれていた。

 だが、その後にクラブは公式HP上で「代表ウィークにおける各国代表に指名されたプレーヤーの国外への渡航を許可しない。新型コロナウイルスの感染拡大により、国際サッカー連盟(FIFA)の規定が変更され、海外でリスクエリアと指定された地域への遠征に義務は生じない」と声明を発表した。

 堂安のほか、ヨアン・シムン・エドムンドソン(フェロー諸島)、アンデルソン・ルコキ(アンゴラ代表)、セビオ・スク(ペナン代表)、セルヒオ・コルドバ(ベネズエラ代表)の5人が、今回の代表活動に参加しないとしている。
 
 クラブのサミール・アラビSDは「国内で行なわれるドイツU-21チームの2人を除いては、すべてのプレーヤーが国外のリスクエリアに移動することになる。そのため、戻ってから5日間の隔離が必要となる。我々は当局とも相談した結果、派遣しないことを決定した。選手たちには直接そのことを伝えている」とコメントしている。

 ヨーロッパでは新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、フランスやドイツが一度解除したロックダウンに再び踏み切るなど、対策に追われている。堂安と同じドイツのブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也については、早々に派遣を拒否することを表明していた。

 ブンデスリーガから招集された選手はふたりのほか、鎌田大地(フランクフルト)、遠藤航(シュツットガルト)、原口元気、室屋成(ともにハノーファー)らがいる。各クラブの対応にも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事