「もうペップは限界だ」元ドイツ代表MFがマンCの現状を辛辣非難! 「プレミアリーグも勝てない」

2020年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

マンCも知るレジェンドが名将の“ピーク”を指摘

マンCで5年目を迎えたグアルディオラ。その手腕に疑問の声が投げかけられた。 (C) Getty Images

 マンチェスター・シティの指揮官を務めるジョゼップ・グアルディオラは、自身の監督キャリアにおいて同一クラブでは最長の5年目を迎えている。

 2017-18シーズンからのプレミアリーグ連覇など、スペイン人のカリスマ監督が、シチズンズにもたらした功績は計り知れない。だが、昨シーズンはリバプールに18ポイントもの大差をつけられ、クラブの悲願であるチャンピオンズ・リーグ(CL)でもベスト4の壁を破れずに終焉。ここにきてマンネリ化を指摘する声も出てきている。

 プレミアリーグでの覇権奪取が求められた今シーズンも、まだ7試合終了時点ながら首位リバプールに5ポイント差の10位とスタートダッシュに失敗している。

 そんなペップ体制の限界を指摘したのは、かつてリバプールやマンチェスター・Cでプレーした元ドイツ代表MFディトマール・ハマンだ。

 リバプール時代には、あのイスタンブールの奇跡を経験するなど、酸いも甘いもかみ分けた名手は、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』で「グアルディオラ政権下では限界がきている」と分析した。

「チャンピオンズ・リーグにおけるここ数年のシティの戦績を見た時に、上層部は他の監督と入れ替えるかを大いに迷っただろう。グアルディオラがいまだにシティに残れる理由は、バルセロナでの偉業があるからだ。おそらくそれだけだよ。彼はバイエルンやシティでは一度もファイナルにすら辿り着いていない」
 
 辛辣にグアルディオラを批判したハマンは、「明らかに今の彼は不十分だ」とバッサリ。こう続けている。

「グアルディオラはバイエルンでも要求度が高すぎるがゆえに、チームを去った時に選手は誰も悲しまなかった。他の監督の歴史的に見ても、彼のようなタイプは5年以上も、一つのチームを率いることは無理だと思う。

 彼はシティで長期政権を築こうとしているが、ここ最近、獲得した選手を見ても継続性はない。少なくとも費やした金額に見合った働きは誰もしていない。ハッキリと言うと、私が思うにシティはグアルディオラの下では、もうチャンピオンズ・リーグ、いやプレミアリーグも勝てない」

 OBから酷評されたグアルディオラのチームは、指摘されたマンネリを打破して、周囲の雑音を払いのけることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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