【J1採点&寸評】仙台0—0広島|ファインセーブ連発の仙台守護神がMOM!攻撃陣で唯一の6.5評価は広島の新星MF

2020年10月31日 小林健志

仙台――後半の布陣変更がターニングポイントに

【警告】仙台=パラ(9分)、飯尾(52分) 広島=なし
【退場】仙台=なし 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】ヤクブ・スウォビィク(仙台)

[J1リーグ25節]仙台0-0広島/10月31日(土)/ユアスタ

【チーム採点・寸評】
仙台 5.5

守勢に回る時間が長く、ロングボールを使った攻撃も機能したとは言い難かったが、後半に入り布陣を3-4-2-1に変えてからは、攻撃陣の技術が生き、決定機を生み出せるようになった。ただ、あと一歩でゴールに届かず、勝点1にとどまった。

【仙台|採点・寸評】 
GK
MAN OF THE MATCH
27 ヤクブ・スウォビィク 7

前半からファインセーブを連発して、最後までチームを鼓舞し続け、勝点獲得に大きく貢献した。ロングボールを多用するチームの狙いにも応え、2トップに対し良いボールを供給できていた。

DF
3 飯尾竜太朗 6(89分OUT)

前半自身のサイドからクロスやシュートを多く打たれたが、中へ絞ってゴール前に人を割きたいチームの狙いもあってのプレー。終盤は右WBとして前に出ることもできた。

23 シマオ・マテ 6.5
持ち味である対人守備、高さ勝負の強さを存分に発揮し、相手の攻撃をよくはね返し、無失点に貢献できていた。
 平岡康裕 6.5
冷静な読みで相手の攻撃を的確にはね返し、身体を張ったプレーも90分間見せ続けた。試合終盤セットプレーのこぼれ球を拾ってのシュートは決めきりたかった。

2 パラ 5.5(52分OUT)
守勢に回る時間が多く、持ち味のドリブル突破やクロスで相手陣内に切り込む機会は少なかった。前半早い時間帯に警告を受けたこともあって、後半早い時間に交代。

MF
26 浜崎拓磨 5.5(89分OUT)

よく走って主に守備面で奮闘することができていた。攻撃でも後半はクロスやプレースキックで決定機をつくれていたが、ゴールにはつながらず。

5 椎橋慧也 5.5
球際勝負で強さを見せることができていて、守備の安定に寄与していた。攻撃は、チーム全体ロングボールの意識が高かったこともあり、あまり絡めなかった。
 

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