［Ｊ１リーグ25節］G大阪２－１札幌／10月31日（土）／パナソニックスタジアム吹田

　パトリックの投入直後の決勝ゴールでG大阪が札幌に競り勝ち、３連勝を飾った。

　G大阪は前半相手に押し込まれ、開始早々の９分に失点。それでも、前線から積極的にプレスをかけてマイボールにし、ゲームの流れを取り戻すと、16分に井手口陽介のゴールで同点に追いつく。さらに62分にも、途中出場のパトリックがFKのクロスボールを頭で流し込み決勝弾。G大阪がホームで貴重な勝点３を手にした。

　投入からわずか２分後にいきなり結果を出し、チームを勝利に導いたパトリックは、試合後のフラッシュインタビューで、得点が生まれた理由を明かした。

「（キッカーが）フリーキックを蹴る前に、相手GKの前にポジションをとるのでそこに蹴り込んでくれないかと注文していました。思った通りのボールがきて、すごく良かったです」
 

　FKのキッカーを務めた山本悠樹への要求が、見事に得点につながった。ピッチに入る前には、「相手のDFが嫌がるようなことをしようと思っていた」というパトリック。その思惑が実った得点に、「ハイボールで強さを出せて良かった」と喜びを露わにしている。

　次節は中２日の11月３日に、アウェーでセレッソ大阪との"大阪ダービー"を迎える。「ここ数試合、チームも良い状態できている。次は残り２日しかないので、しっかりみんなで準備をして良いゲームをしたい」と意気込むパトリックの２戦連続ゴールにも期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】投入直後の決勝ゴール！ パトリックがFKのクロスを頭で流し込む！