好調攻撃陣が沈黙!浦和、“鬼門”の地で16年ぶり勝利ならず…大分もGK西川の牙城を崩せずスコアレスドロー

2020年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和は32分にようやくファーストシュート

無失点に抑えたGK西川。写真:滝川敏之

 J1リーグは10月31日、各地で第25節の7試合を開催。昭和電工ドーム大分では12位の大分トリニータと9位の浦和レッズの一戦が行なわれた。

 3戦勝利から遠ざかっている大分はGK 高木駿が17試合ぶり、刀根亮輔が16試合ぶりの先発復帰。対して4戦負けなしで2連勝中と好調の浦和は、前節からスタメン変更なしで試合に臨んだ。

 立ち上がり主導権を握ったのは浦和。ボールを動かしながらチャンスを窺うが、シュートまでには至らない。

 一方、序盤こそ受け身に回った大分だが、時間の経過とともに徐々にボールを持てるように。そして24分には、高澤優也がペナルティエリアに侵入し左足でシュートを放つが、ここはGK西川周作に防がれ先制とはならない。

 そのなかで32分に浦和がようやくファーストシュート。武藤雄樹がやや距離のある位置から思い切って右足を振りぬくも、大きくクロスバーの上を超えてしまう。さらに39分にはビッグチャンス。左サイド山中亮輔のクロスから、ゴール前でこぼれたところを長澤和輝。しかしグラウンダーのシュートは惜しくも枠を外れ、均衡は崩せない。

 前半スコアは動かず、0-0で折り返す。
 
 後半は五分五分の展開が続いたなか、最初のチャンスはホームチーム。55分、三平和司からパスを受けた知念慶がボールを持ち運ぶと、ペナルティエリア手前から右足一閃。鋭いシュートはゴール左に向かうも、またもGK西川に防がれてしまう。

 試合を動かすべく68分以降、大分は田中達也と野村直輝、浦和はレオナルドと杉本健勇らを投入し打開を試みる。

 それでも両チームともに攻めあぐね、決定機を生み出せない。

 88分には大分が久々のビッグチャンス。右サイドを突破し田中達がクロス、これに野村が合わせるも、シュートはクロスバーを直撃し、惜しくも決勝点とはならない。

 結局、試合はスコアレスドローで終了。浦和は大分のホームで16年ぶり勝利とはならなかった。
 
 次節は11月3日(火)にともにアウェーで大分が横浜FCと、浦和がサンフレッチェ広島と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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