【ACL3節】広州恒大 4-3 鹿島|守備が崩壊して3連敗。グループ突破の可能性は…

2015年03月18日 サッカーダイジェスト編集部

一時は勝ち越すも、10分間で逆転を許す。

怪我から復帰した昌子がスタメンに。リーグ戦に続いて、新加入の金崎も先発に名を連ねた。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は3月18日に3節が行なわれ、鹿島は敵地で広州恒大と対戦し、3-4で敗れた。
 
 鹿島は怪我から復帰した昌子がスタメンに名を連ねたが、その他の10人は14日のJ1リーグ2節の湘南戦と同じメンバーで挑んだ。
 
 試合は立ち上がりからホームの広州恒大が攻め、前線のエウケソンやガオ・リンを起点に鹿島を押し込む。9分には、右サイドで得たFKのチャンスに、R・グラルがヘッドで合わせて先制。さらに、ユ・ハンチャオらがミドルシュートで追加点を狙った。
 
 いきなり劣勢に立たされた鹿島は、17分に小笠原が負傷交代するアクシデントにも見舞われる。しかし、この苦境を辛抱強く耐えながら徐々に盛り返し、サイド攻撃に活路を見出した。まずは、20分にエリア内に進入した高崎のクロスを土居がシュート。高い位置を取る右SBの西を上手く使いながらチャンスをうかがい、そして35分に同点弾を叩き込んだ。
 
 昌子のロングフィードを受けた西が、遠藤とのワンツーからクロスを供給。ニアで合わせた土居のボレーはGKに阻まれたが、こぼれ球に高崎が詰めて同点に追いつき、このまま1-1で前半を折り返す。
 
 後半の立ち上がりは鹿島が優勢に立ち、高い位置でのプレスから決定機を作った。49分には相手DFのクリアボールをインターセプトしてカウンターにつなげ、直後の50分にもこぼれ球を拾った遠藤が決定的なシュートを放った。
 
 そして52分、勝ち越し弾が生まれる。中盤で奪ったボールをまたもカウンターにつなげ、遠藤がエリア外からミドルを放つと、こぼれ球に詰めた土居がヘッドでねじ込んだ。
 
 しかし6分後、鹿島はまたもセットプレーから失点すると、62分には中盤でのつなぎのミスを奪われてR・グラルにこの日2点目を献上。わずか10分間で逆転された。
 
 後がなくなった鹿島は、68分に高崎に代えてカイオ、77分には遠藤に代えて本山を投入して攻撃の活性化を狙ったが、逆に終了間際にトドメの4点目を奪われて2-4に。その後、柴崎が1点を返すのが精一杯で、3-4で終了の笛を聞いた。
 
 これで鹿島はACL3連敗。得失点差(-4)でも大きく沈み、グループステージ突破の可能性が限りなく低くなった。
 
■試合の結果
ACL3節 グループH
広州恒大 4‐3 鹿島
得点者/広=R・グラル(10分・62分)、エウケソン(58分)、チャオ・シュリー(90+2分)
    鹿=高崎(36分)、土居(52分)、柴崎(90+4分)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事