「正直しんどい」仙台の重鎮・関口訓充が苦しいチーム状況に本音を吐露。「けど逆に言えば…」と若手を鼓舞!

2020年10月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「こんなチャンスは正直そんな転がってないぞ…」

今季は23試合に出場している関口。窮地に立たされたチームを救う働きも期待される。写真:田中研治

 ベガルタ仙台に所属する関口訓充は10月26日、自身のツイッターを更新し、現在の心境をつぶやいた。

「試合での怪我が本当に多い…そしてこの連戦。過密日程でここまで人がいなくなるのは正直しんどい。けど逆に言えば若いやつ試合に出るやつは自分の価値を示すチャンス。
ここで価値を示さないでどこで示す。こんなチャンスは正直そんな転がってないぞ…やるかやらないかは自分次第や!勝とう!」

 2004年に仙台でプロデビューを飾った関口は浦和レッズやセレッソ大阪を経て2018年に復帰。2009年にJ2を優勝し、J1昇格を勝ち取った経験も持つ在籍通算12年目の重鎮だ。

 この投稿にファンから以下のようなコメントが寄せられた。

「本当にセッキーの言う通り!」
「若い選手の活躍も期待しています」
「関口選手も怪我には気をつけて下さい!」
「いつもプレーだったり背中で奮い立たされます!」
「若手もベテランもみんな頑張ってください!」
「クニさん勝ちましょう!」
 
 仙台は今月20日付けで「当クラブが認知していなかった事実など、クラブの秩序、風紀を著しく乱す内容が含まれていた」との理由から地元出身でアカデミー育ちの道渕諒平を契約解除。同日に発売の週刊誌に女性とのトラブルが報じられ、9月7日にはその女性に対する傷害罪の容疑で逮捕されていたことが公となった。

 さらに26日には公式ホームページ上で所属3選手の負傷離脱を伝えていた。13試合に出場し1得点を記録していたDF蜂須賀孝治は右太もも前の肉離れ、19試合出場のDF柳貴博は右でん部の肉離れ、6試合に出場していたMF松下佳貴は右太もも裏の肉離れで、それぞれ全治3、4週間を要する見込みだという。

 J1リーグで最下位に沈む仙台は、今季ホームでの勝星はなく、14戦未勝利が続いている。関口の言葉に若手が発奮し、10月28日のヴィッセル神戸戦から始まるホーム4連戦でサポーターに勝利を届けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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