「バロンドールと交換してもいい」マドリーの10番モドリッチの“悲願”とは?「個人賞も素晴らしいけど…」

2020年10月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

クラブ、そして指揮官ジダンとは「良い関係を築いている」

2年後に控えるワールドカップで、35歳モドリッチの夢は叶うのか。(C)Getty Images

 ガレス・ベイルはレアル・マドリーを離れ、古巣トッテナムに戻った。だが、ルカ・モドリッチがその後を追うことはないようだ。

 2012年にマドリーに移籍するまで、トッテナムに4年在籍したモドリッチは、英誌『FourFourTwo』で「トッテナムに戻るには年を取り過ぎている」と話した。(スペイン紙『MARCA』より)

「まだマドリーと(2021年まで)1年の契約が残っている。それからどうなるかをみよう」

 シーズン後の去就が注目されるモドリッチは「調子は良いし、まだあと数年はサッカーを続けたい。マドリーのこと、今シーズンに自分たちが達成できることに集中しているよ」と続けた。

「それから経営陣と話し合う。そして、全員にとって適切な解決策を探すよ。クラブのすべての人と良い関係を築いているし、どんなことがあっても、問題は何もないよ」

 マドリーではジョゼ・モウリーニョやカルロ・アンチェロッティ、ジネディーヌ・ジダンと、数々の名将たちの下でプレーした。モドリッチは、そのうちひとりを選ぶならジダンだと答えている。
 
「彼との関係は、ほかの人との関係よりも特別だ。僕たちは一緒にたくさん勝利した。ジダンはオフィスに呼んで何をもっとやるべきか、どうプレーすべきか、何がよくて何がそうじゃないかを伝えるのが好きなんだ」

 マドリーでのパフォーマンスに加え、2018年のロシア・ワールドカップではクロアチア代表を準優勝に導き、バロンドールも受賞した。過去12回、リオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウド以外の受賞者は、モドリッチだけだ。

 ただ、その名誉ある賞を手放してでも欲しいものがあるという。モドリッチは「クロアチアでW杯優勝できるなら、バロンドールと交換してもいい」と述べた。

「個人賞も素晴らしいけど、僕にとってはチームの目標がもっと大切なんだ。W杯以上のトロフィーはない」

 カタールW杯は2年後の予定だ。35歳モドリッチは、夢をかなえられるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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